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サトーとシノプス スキャンで値引きラベルを発行する「小売用プリンタ」 AI使い現場の負担を軽減

【2021年12月8日】サトーとシノプスは12 月24日、共同でAI を活用した値引きの自動計算機能がある小売業向けのラベルプリンタ「FLEQV(フレキューブ)FX3-LX」の提供を開始する。

「FLEQV FX3-LX」は、シノプスの総菜向け需要予測・自動発注サービス「sinops-CLOUD 惣菜(CLOUD 惣菜)」を連携させた次世代IoT 搭載ラベルプリンタ。
自動発注サービスと連携し、機能の一つである適正値引きアラートで、AI が適切なタイミングと額の値引きアラートを発した結果がフレキューブの画面に表示される。
このため、売り場担当者は、該当の総菜のバーコードをスキャンするだけで、値引きラベルを発行できる。

これまでの「CLOUD 惣菜」では、値引きシール発行の際に、売価や値引き率、値引き額、ラベル発行数などをディスプレイで確認。さらに別のプリンタで、手作業で入力する必要があった。
今回の連携により手入力の工程が省略され、オペレーションミスや値引き業務を削減し、従業員のストレスを低減する。

現在、小売店の総菜売り場では、売上の確保や食品ロスの低減などを目的として、製造からの時間経過を見ながら値引きシールを発行して貼るという業務が不可欠となっている。
製造時間は総菜ごとに異なるため、それぞれの商品に応じて値引き額または値引き率を変えながら貼り分けるという煩雑な業務が発生しており、そのことが、従業員の業務の属人化や業務量の負担となっているという。

今回の新製品では、これらの負担を大幅に減らし、効率の良いオペレーションを展開できる。

 

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