世界最大級のストックフォトサイト「iStock」の「消費者ビジュアル調査」　画像生成AIの作成過程に「透明性」必要

【2024年6月16日】世界最大級のストックフォトサイト「iStock」はこのほど、「消費者ビジュアル調査 VisualGPS」を実施した。
この結果、顧客向けのマーケティングで生成AIを活用する際に役立つ、データに裏打ちされた活用法が判明した。

iStock は、ゲッティイメージズが運営しているストックフォトサービスで、1億7000万点以上のコンテンツを提供している。
同調査は、マーケティング活動に生成AIビジュアルを使用することによる中小企業への影響を明確にするため、25カ国以上、3万人を超える成人を対象に行なったもの。

VisualGPSによると、90％近くの人々が、「画像がAIを使用して作成されたかどうかを知りたい」と回答し、「透明性」を期待している。
また、82％がソーシャルメディアのコンテンツに不信感を示しており、ソーシャルメディアの信頼ギャップが大きいことも明らかになった。
中小企業にとって、このような不信感は、疑心暗鬼が蔓延する環境の中で、いかにして顧客と本音でつながるかという課題を提示しているという。

コメント

レベッカ・スウィフト博士（iStockクリエイティブコンテンツ部門グローバルヘッド）
あらゆる業界の企業が、クリエイティブなワークフローへの生成AIの調和に取り組んでいます。当社のVisualGPS調査結果は、AIが生成したビジュアルコンテンツに対する消費者の期待を中小企業に明確に理解させ、AI生成画像ツールを自信を持ってマーケティング戦略に取り入れ、有意義な顧客エンゲージメントを促進する力を与えます。

調査概要

期間：2022年7月〜2023年9月にかけて4つの調査を実施
対象：1調査あたり18歳以上7500名
対象国：オーストラリア、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、シンガポール、英国、米国など25カ国

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