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大日本印刷 マンションや各種施設等の室内ドアや収納・内装向けの化粧シートに植物由来原料を一部使用品を開発

【2024年4月17日】大日本印刷(DNP)はこのほど、マンションや各種施設等の室内ドアや収納・内装向けの化粧シート「DNP EBオレフィンシート サフマーレ」に表面コーティング層のコート剤に植物由来(バイオマス)原料を一部使用したバイオマス仕様品を開発した。
新製品は、環境意識が高まりや環境配慮の取り組みが強化されていることなどから開発されたもの。

新製品には、シート基材に塗布する各種機能性材料に電子線(Electron Beam:EB)を照射し、耐傷性・耐汚染性・加工性等を高めるDNP独自のEBコーティング技術を用いている。
植物由来のバイオマス原料は、温室効果ガス(Green House Gas:GHG)のCO2が製造時等の“排出量”と植物生育時の“吸収量”で相殺すると想定できるため、環境負荷の低減につながるとともに、EBコーティングによって従来品と変わらない機能を実現し、長期間使用できる。

今後、DNPは今後、表面コーティング層のコート剤だけではなく、化粧シートを構成する他の層でも、石化製品由来の原料からバイオマス由来のものに順次切り替えていく。
また、化粧シートのバイオマス度をさらに向上させた「DNP EBオレフィンシート サフマーレ」バイオマス仕様を製品化し、2024年度中の発売を目指す。

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