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TOPPANデジタルと東北大学 印刷物のムラで偽真贋判定可能 論文が「SSII2023」で最優秀賞を受賞 偽造品防止で活用

【2023年12月20日】TOPPANデジタルと東北大学大学院の青木・伊藤(康)研究室の「機械学習に基づく画像マッチング手法の研究」の論文が、「第29回画像センシングシンポジウム(SSII2023)」の「最優秀学術賞」を受賞した。
「SSII」は画像処理に関する国内最大級の学会で、今回は116件の発表があり、1,600人を超える参加があった。

この研究は、偽造品やその不正流通を「人工物メトリクス」という製造品に固有の特徴を持たせて防止するもの。
特に研究では「印刷物の人工物メトリクス」を題材にディープラーニングを用いた画像マッチング技術確立を研究した。
近年、模倣品や横流し品などの不正流通の世界的な拡大により、真正品の売り上げ減少やブランド価値の低下と言った課題があり、これらを解決する。

論文では、印刷物における印刷ムラを手掛かりに印刷物の個体識別が可能であるという仮説を立て、そのためのアルゴリズムを提案し、実験を通して仮説を検証している。
結果、500個の印刷物をスマートフォンで撮影した画像で、誤差0.3%未満の精度で識別を可能にした。

TOPPANデジタルは今後、精度向上や個体識別可能な対象の拡大を図り、人工物メトリクス技術を向上。トレーサビリティ分野での人工物メトリクスシステムとして展開していく。

 

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