【2022年10月18日】沖電気工業とOKIアイディエス(OIDS)、Mipsology SAS(ミプソロジー社)はこのほど、AIモデルに内在する不必要な演算を自動的に削減かつ高速化し、従来の約4倍となるAI画像処理速度60fps以上を達成した。
これは、OKI独自のAIモデル軽量化技術「PCAS」とミプソロジー社のFPGAによるAI処理の高速化プラットフォーム「Zebra」を連携して実現したもの。
AI処理を高速化するために必要なAIプログラムのFPGA実装において課題であった、専門的なスキルを持つ技術者不足や、開発時間の短縮・効率化を解決できる。
OKIが開発した「PCAS」は、認識精度を最大限維持したままどのようなハードウェアにも最適なAIモデルの軽量化をする。ミプソロジー社のAI処理の高速化プラットフォーム「Zebra」と組み合わせることで、AIモデルの軽量化からFPGAへ実装までを自動化できる。
これにより、開発期間の短期化やコスト削減が可能となります。AI画像処理の評価実験(評価対象モデルに「YOLOv4」を使用)では、「PCAS」による軽量化未適用時に比べ4倍となるアプリケーションの実用化に必要な60fps以上の処理速度を達成し、高速かつ低消費電力の効果が期待できる。
なお、本内容は、10月18日(火)より幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2022」のOKIアイディエス(ブースNo:K034)ブースでAIモデルを軽量化したFPGAのデモンストレーションを行う。
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