【2018年4月18日】凸版印刷は4月中旬から、 IDEMIA(アイデミア、 本社:フランス)が開発したICカード「F-CODE(エフコード)」の日本国内での製造・販売を開始する。
「F-CODE」はクレジットカード本体に搭載した指紋認証機能で決済時にPINコードの入力が不要となる上、セキュリティー性も高くなる。
指紋データはカード内にのみ登録・保存されており、 利用時の指紋認証もカード内で完結するため、 指紋データをサーバなどに保存する必要がない。
また、ICカードに搭載された指紋センサーで個人を認証し決済を行うため、 店頭で新たな認証端末も不要。
なお、同製品は販売開始に先駆け今年4月から、ジェーシービー(JCB)が「JCB Biometrics Card」としておもに社員向けに発行。 実際の店舗で決済を行い利便性や実用性を検証する実証実験に採用されている。
凸版印刷とIDEMIAは2016年から、次世代決済カード事業での協業を進めてきた。
今後、凸版印刷は、「F-CODE」を全国のクレジットカード会社に向けて拡販。導入サポートや発行機、保守サービスなどの機能を拡充し、2020年度に約10億円の売上を目指す。
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