【2017年4月24日】大日本印刷(DNP)はこのほど、キャンペーン管理用のクラウドシステム「DNPデジタルマーケティングプラットフォーム diip(ディープ)」の提供を開始する。
DNPは2015年から、「diip」を提供し、データ分析やキャンペーンの設計、Eメール配信などによる生活者へのアプローチなど、マーケティングオートメーション(MA)に必要な一連の業務を支援してきた。
「diip」は店舗やECサイトでの各顧客の行動分析から、プロモーション施策の立案支援、実施するキャンペーンの管理までを統合的に行うシステムで、今回はクラウド版を公開したものだ。
高精度の情報セキュリティ機能を持つDNPデータセンターのクラウド環境と、低価格で柔軟なインフラを構築できるパブリッククラウド(AWS:Amazon Web Services)を併用し、セキュリティの確保とシステムの継続稼動性(可用性)を同時に実現する。
システムでは、使用するデータの規模や実施時期を柔軟に設定可能で、テストマーケティングから大規模なキャンペーンまで運用できる。
また、高機能なセキュリティ環境や、キャンペーンの設計からDMの送付などの実施までの一気通貫の対応も特長。
料金はライセンスが1年間で500万円から、運用費が月50万円から。
DNPでは、リアル店舗に加えて、ECサイトやスマートフォンアプリ、SNSなどででのマーケティングが普及していることから、「diip」を中心とした企業のデジタルマーケティングを推進し、関連事業を含めて2020年に35億円の売上を目指す。
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