テンタック　フィルムを使わない紙パッケージ「Filmless」の発売　ファスナーに植物由来の生分解性プラスチック素材を採用

【2024年12月18日】テンタックはこのほど、フィルムを使わない紙パッケージ「Filmless」の発売した。

「Filmless」は、紙の自然な風合いを生かしつつ、プラ素材の使用量を大幅に削減させたサステナブルな製品。

同製品は実際の使用を考慮して、商品封入のためにファスナーを取り付けており、ファスナーには植物由来のPLA（生分解性プラスチック）素材を採用している。この結果、紙とPLAという土に還りやすい素材の組み合わせが実現した。

同製品はさまざまな検査に合格しており、外観、色、異臭など感官検査や、4種類のシミュラント液でテストする総移行量のほか、重金属や蛍光物質、ホルムアルデヒド、微生物指標などについて検査をパスし、食品接触材料として使用できるという。

背景には、プラスチック製パッケージの使用削減がある。プラ製パッケージは、コストが抑えられ、強度や透明性に優れた素材。しかし近年、サステナビリティの観点から、プラスチックの使用量削減が強く求められる時代となっている。
一方で、紙製パッケージは強度面での課題があり、製品化は容易ではなかった。しかし、テンタックでは「サステナブル」という言葉が一般に浸透する前から、高性能な紙製パッケージの開発を続けてきた。
今回、繊維が長く絡みやすい特性のある紙と、貼りあわせる為の糊を追求し、ついに強度が高くプラスチックフィルムを使用しないパッケージの製品化を実現した。

「Filmless」について
https://www.tentac.co.jp/filmless/

テンタック
https://www.tentac.co.jp/