【2018年7月2日】日本プロモーショナル・マーケティング協会(JPM)は6月29日、「第49回定時総会」を開催した。
冒頭、江花昭彦理事長が次のようにあいさつした。
「現在は環境が変化し、リアルとデジタルを融合しした買場が主戦場となっており、この環境変化に積極的に対応していくことが重要だ。JPMは2019年に創立50周年を迎える。環境変化に積極的に対応しつつ、業界全体の社会的地位向上に貢献することが協会の役割だろう」
「中でも現行のプロモーショナル・マーケティング理論を、時代の変化に対応してアップデートしていくことが必要。これをもとにすでに6300人の合格者を出しているプロモーショナル・マーケターの認証資格制度の基盤である理論を再構築し、実践的なセミナーや講座を行っていく。プロモーショナル・マーケティング業界は、多数の業種の連携で成り立っている、今まで以上に積極的な参画をお願いしたい」。
総会は、定款により理事長を議長に選出し議事を進行した。
「平成29年度 事業報告承認の件」「同 決算報告及び監査報告承認の件」では、「プロモーショナル・マーケター制度」や「JPM総会展」「JPMNプランニング・ソリューション・アワード」「第40回プロモーション業実態調査/第20回広告主実態調査」などについて報告。さらに入退会者数について大会14社入会2社を発表した。
「平成30年度 運営基本方針(案)承認の件」「同 事業計画(案)承認の件」「同 予算確認の件」では「次世代プロモーショナル・マーケティングの具体化」や「50周年を迎えたJPMの地位向上」「業界の連携」などを方針とし、各事業計画を発表した。
上記議案はいずれも賛成多数で承認された。
「役員変更選任承認の件」では、事前に立候補のあった役員案を承認し、別室で理事会を開催した。
また、総会終了後の記念講演ではパナソニックアプライアンス コンシューマーマーケティングジャパン本部コミュニケーション部の岡山晃久氏部長が「家電メーカーの考える『共感』コミュニケーション~「デジタルシフト、融合から統合へ」」のテーマで講演を行った。
理事会では、新理事長に岸直彦氏(博報堂プロダクツ)を選出した。
岸新理事長は「2019年にはJPMが創立50周年を迎える。節目の年に大役を任され身の引き締まる思いだ。JPMでは、プロモーショナル・マーケティング体系の時代に合わせた改定と、認証取得の価値向上、JPM協会展の次世代化などを行っていく」。
「デジタルシフトがあっても、プロモーショナル・マーケティングは、生活者に購買を動機づける最後の手段であるという構造に変わりがない。ただ、時代と環境の変化によって、戦略や戦術を変えていかなければならない。新たな理論と体系の確立が必要で、それが最大のミッションとなるだろう。協力いただきながら創立50周年事業を成功させていくので、みな様の協会活動へのご協力と積極的な参画をお願いしたい」とあいさつした。
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