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SCREEN GS ラベル・シール印刷用インクジェット印刷機用「デジタルプライマーオプション」を10月発売予定 ニス加工への応用も可能

【2024年5月24日】SCREENグラフィックソリューションズはこのほど、ラベル・シール印刷用UVインクジェット印刷機「Truepress LABEL 350UV SAI S」向けの「デジタルプライマーオプション」を開発。今年10月から発売する予定。

「デジタルプライマーオプション」は、ラベルへのインクの密着性や粒状性などに影響し、印刷品質を向上させるオプション。
この装置は、印刷機内にあるエクストラヘッドスペースを活用することで、新たなスペースの確保やメインUVランプの追加なしでインラインインクジェットプライマーを設置できる。
入校データをもとにプライマー版を自動生成するなど、追加作業を発生させることなく利用でき、デジタル印刷の利点の一つであるスキルレスを維持できる。
また、プライマーで使用するインクは透明色に近いため、ニスのような手法として活用できる。

同社によると「ラベルやパッケージ印刷では、多様な種類の基材が使われており、環境問題への対応から、その種類は増加している」という。
UVインクジェット印刷は、基材適性に優れているが、インクの種類を変更できるアナログ印刷に比べれば対応する基材が少なかった。また、品質や密着性、耐久性などの面で差異があるといった課題も抱えていた。
今回のオプションはこの課題解決を目指したもの。

インラインプライマーインクを使用することで、デジタル印刷の基材対応やアプリケーションの幅を拡大。デジタル印刷の工程を増やし、付加価値を高めることで、コストメリットを創出。廃棄物や消費電力の削減などにも貢献できるという。

 

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