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キヤノン 同社初の産業印刷向けインクジェットラベル印刷機「LabelStream(ラベルストリーム) LS2000」を開発 2024年8月発売

【2023年10月13日】キヤノンは2024年8月、同社初の産業印刷向けインクジェットラベル印刷機の新製品「LabelStream(ラベルストリーム) LS2000」を発売する。

同機は新開発の長尺プリントヘッドを搭載し、2,400×1,200dpiの解像度を実現。印刷幅は最大340mmまで対応し、多面付けでの効率的な印刷に対応する。また、最大印刷速度は毎分40m。
インク循環機構を搭載し、インクを吐出するノズル内のインク粘度を最適化。高度な加工技術によって精緻な流路を実現したことで、高密度で配置したノズルの先端までインクが循環し、安定した印字を実現する。
さらに、所定の累計印刷時間ごとに自動でクリーニングを行うメンテナンスシステムでプリントヘッドのインク吐出部分を良好な状態に保ち、高い印刷品位で長時間の連続印刷を可能にする。

広色域の印刷が可能な新開発のラテックスインクを採用し、高精細なラベル印刷を可能にしたという。薄いインク層での印刷が可能で、表面の質感に特徴のあるラフ紙など、メディアの風合いを生かしたラベルを制作できる。

インクも新たに開発しており、標準搭載の白インクは隠ぺい率が高く、透明なフィルムへの印刷時にカラーインクの下引きとして使用することで明瞭なカラー印刷が可能。
低温定着可能な材料を使用しているため、低耐熱フィルムへの印刷にも対応する。
加えて、FDA(米国食品医薬品局)認証やEU規則などの食品安全性基準にも対応している。
価格は5,000万円を予定している。

 

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