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コダック ワークフロー新版「PRINERGY 11.5」提供開始 自動化・統合性・性能を強化

【2025年12月11日】コダックは、印刷ワークフローソフトウェア「KODAK PRINERGY」の最新バージョン11.5の提供を開始した。
同バージョンでは、ルールベースオートメーション(RBA)の拡張、他ソフトウェアとの統合性向上、特定機能の処理性能改善など実運用につながる強化が行われている。

PRINERGYはアナログ印刷とデジタル印刷を横断して生産工程を統合するワークフロー基盤で、エンドツーエンドの自動化を実現する。
今回の11.5では、RBAで新しい自動化アクションが追加され、トラブルシューティング機能も改善された。面付けソフトPREPSとの連携精度が高まり、VPS+では表示処理の高速化や操作性向上が図られた。Preflight+には新しいプロファイルオプションが追加されている。

JDFやPPFを生成するPrintLinkソフトとの連携も強化され、印刷機インターフェースや断裁機との接続性が向上した。加えて、全体的なセキュリティ機能の改善やUIの最適化が施され、運用性が向上している。

コダック最高IT導入責任者のジム・バーンズ氏は「PRINERGY 11.5により自動化、生産性、システムセキュリティが高まり、印刷会社の効率性と収益性向上につながる」と述べている。

同社は商業印刷、先端材料、化学分野に注力しており、研究開発の歴史は130年以上、特許取得件数は7万9,000件に及ぶ。持続可能な印刷ソリューションの開発にも取り組んでいる。

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