【2024年10月16日】京セラドキュメントソリューションズ(京セラDS)は、同社のインクジェット捺染プリンタ「FOREARTH(フォレアス)」で、モリトアパレルの廃漁網をリサイクルした糸「MURON(ミューロン)」を使用した生地にプリントした。
また、これで制作されたコラボレーション作品が、2025年春夏 パリ・ファッションウィーク(パリコレ)のウィメンズコレクションで、ファッションブランド「ANREALAGE」から発表された。
「MURON」は、廃漁網をリサイクルした糸。廃漁網や漁具は、世界中で海洋プラスチック汚染の観点から、リサイクルが重要な課題となっている。2016年度の環境省による海洋ごみの調査によると、日本に漂着するプラスチックごみの総重量の内、約40%が廃漁網やロープという。
モリトアパレルでは、このような課題に着目し、廃漁網をリサイクル。ケミカルリサイクルの工程を加えることで、高品質で安定した繊維の開発を実現した。
「ANREALAGE」が発表した今回のコレクションは、「目に見えない風の力を可視化する」をコンセプトで制作された。
京セラDSは、このようなコンセプトのもと、水の使用を99.98%抑えたインクジェット捺染プリンタ「FOREARTH」を活用。「MURON」とのコラボで、「ANREALAGE」のコレクションを支援した。
「FOREARTH」は、プリント時に水の使用量をほぼゼロにまで削減。従来の捺染に必要な大型の前後処理機やスチーマーなどの設備機器が不要になる。
インクジェット捺染プリンタ 「FOREARTH」
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