小森コーポレーション　「KGC-S」をつくばプラント内に開設　銀行券などハイセキュリティー印刷の最先端技術を集結　デモとR&Dの拠点に

【2023年10月16日】小森コーポレーション（KOMORI）は10月、つくばプラント内に「KGC-S (Komori Global Center-Security)」を開所した。

KGC-Sは、「Power to the Print」と「Trust in Print」をコンセプトに、印刷デモンストレーションやトレーニング、R&D活動を行う最新鋭の施設。
施設では、KOMORIが築いたセキュリティープリントテクノロジーを、銀行券・ハイセキュリティー印刷分野に関心のある政府機関や印刷会社、サプライヤーに向けて発信するという。

近年の銀行券は、基盤印刷技術に加え、偽造防止効果のあるセキュリティーデバイスを付加する傾向にあり、高度な偽造防止が求められる中、KOMORIは基盤印刷技術をさらに強化していくことを示した。

KGC-Sには、セキュリティープリントテクノロジーを体現できる銀行券印刷機械やシステムが導入されており、セキュリティー印刷のエキスパートが、ユーザーの抱える課題を解決する。

同社では「これからも、次世代のセキュリティー印刷技術を創造し、国・企業・個人のアイデンティティーを守る事業活動に取り組んでいく」としている。