ビジネス機械・情報システム産業協会　沖津雅浩新会長（シャープ副社長）「3つのテーマで掲げる」

【2024年6月11日】ビジネス機械・情報システム産業協会（JBMIA）は5月28日、東京都港区の八芳園で「第18回総会」と「総会後記者会見」を行った。

今回の総会では、「任期満了に伴う改選」があり、新会長に沖津雅浩氏（シャープ副社長、シャープマーケティングジャパン取締役会長）が選任された。

沖津新会長挨拶（要約）

当協会が重点的に取り組む3つのテーマを掲げました。
まず、第一に、「サスティナプルな社会基盤の構築に向けた取組み推進」です。
2050年カーポンニュートラルの実現に向けて、循環経済戦略プロジェクトによるサーキュラーエコノミーの推進、共同配送の拡大等による環境負荷低減に協会全体で取組むと共に、外部関連組織との連携により、活動を加速させ、サスティナブルな社会基盤の構築に貢献する業界を目指し事業活動を推進していきます。

第二に、「産業競争力向上を目指したイノベーションの推進」です。
業界独自の重要技術を更に高めると同時に、AI等に代表される新たな革新技術も取り入れながら、ポストコロナ時代の新しいワークスタイルに適応したビジネスソリューション事業の在り方に挑戦し、新たな市場の開拓・創造を通して社会ニーズに応えてまいります。

そして、最後に、「グローバルな変化に対応した安心・安全なオフィス環境の実現に向けた取組み推進」です。
昨今の地政学リスクの高まりによるサプライチェーンの分断や情報セキュリティ問題などの課題が拡大する中、グローバルな企業活動を安定的に展開することが出来るよう、信頼性の高い強靭なサプライチェーンに支えられた製品・サービスやサイバーセキュリティ対策を強化したソリューションの提供を通して、安心・安全なオフィス環境を実現するための事業活動が営める環境整備を進めていきます。

これらのテーマを進めるに当たっては、業界を取り巻く状況に対し、スピード感を持って適切な戦略を取ることのできる体制への組織改革を進め、市場やお客様の期待に応えることを目指してまいります。

当協会の理念である、「ビジネス機械・情報システムの継続的な革新を通じて、新しいワークスタイルを提案し、活力あるグローバル社会を創る」を実現するため、世界の変化に対応する業界団体として活動を進め、社会に貢献して参ります。
済産業省をはじめ関係官庁のご指導、会員企業、JBMIAの事務局のご協力を得なくの志を高く持ち、責務を果たしてまいりますので、皆様のご理解と、ご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。