【2023年6月8日】FOOMA JAPAN 2023(国際食品工業展)が昨日6月6日に、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。
開催は明日9日(金)まで。
同イベントは、食品機械の最先端テクノロジーや製品、技術、サービスなどを展示している総合展。食品に欠かせないパッケージや印刷に関する製品も多く展示される。
今回はテーマを「Accelerate FOOMA(FOOMAを加速させろ。)」とし、出展企業数は969社で、前回の874社を上回る過去最高となった。
レポート②では、デジタルプリントの中でも可食インクを使用したフードプリンタを展示するブースを紹介する。
【開催中レポート①】「FOOMA JAPAN 2023」 「少量包装」「省力化」などに注目
ピーエムティーはフードプリンタ「DTP-300C」を出品。可食インクを使った4色プリンタで、搬送機能があり、小規模店舗での生産向けという。サイズは600 (W) ✕580 (D)✕580 (H) mm、重量約45kg。
また、量産タイプの「HSP-710R-W」も実演しており、こちらは食品工場などで活用されている。
マスターマインドのフードプリンタ「MMP-F13」は、フラットベッドタイプ。1度に異なるデザインをプリントできるため、ごく少量で多品種の生産に向いている。
「洋菓子屋さんでは、手描きの職人仕事をプリンタで代替するようになり、これがスタンダードなオプションとしてお客様に受け入れられている」と担当者。
また、さらに小規模な店舗向けに小型のA4機「MMP-F-210」も発売。制御基盤を同社がオリジナルに開発し、さらに細かなコントロールが可能になったという。
可食インクを使ったフードプリンタは、コロナの影響うけず、巣ごもり需要に対応した洋菓子店などで受け入れられた。こういった店舗は都市部に多く、小規模店舗が多いことから、フードプリンタもより小型という動きがある。
ユニオンケミカーはインクメーカーで、今回も可食インクを使用した食品を多く展示した。
卵焼きの焼き印風プリントは、にじみや流れがなく本物の焼き印のように見える。
チョコレートへの天然素材インクによるプリントも、従来品よりも鮮やかな発色を実現するなど、インクによって商品の見栄えに差があることをアピールした。
ニューマインドのフードプリンタ「NE-420FⅡ」は、プリントサイズが最大420mm×420mm。クッキーやせんべいなど、一度に大量の商品をプリントできる上、大型のケーキなどのプリントにも対応する。
また、天然ブラウンインクを搭載すれば、焼印風のプリントも可能。
【開催中レポート①】「FOOMA JAPAN 2023」 「少量包装」「省力化」などに注目
会期: 6月6日(火)~9日(金) 10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)東1~8ホール
入場料:無料(完全来場事前登録制)
https://www.foomajapan.jp/
Copyright © 2024 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.