【2019年11月29日】XYZプリンティングジャパン(XYZ社)は11月28日、産業用3Dプリンタ「PartPro 150xP」を発売。日本ではイグアスが販売を行う。
「PartPro150 xP」は、デスクトップタイプの省スペース設計だが、造形エリアは150×150×200㎜と大容量。造形素材も、「クリア」「フレキシブル」「ABSライク」「PPライク」「高強度」「高耐熱」など、7種類から選択できる。
造形方法はSLA(Stereolithography)方式を採用し、高い造形品質を実現。落下防止機構も備えており、造形中の脱落・破損を防ぐ。また、温度を均一にするワイパー機構の採用などにより、プリント速度は同クラス機種の約2倍となっている。
さらに独自設計でヒーティング機能のあるレジンタンクを搭載し、造形素材の寿命も2倍になった。
本体価格は産業用としては破格の398,000円(税別)。
11月28日に行われた記者発表で、XYZ社シニアディレクターの宇野博氏は「3Dプリンタ市場で、急成長する光造形機だが、課題は高額な設備、特別な設置環境、大量の樹脂の使用とその劣化、パーツ品質が不十分、材料変更が難しいなどがあったが、新製品はこれを解決するもの」と説明した。
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