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フォーム工連「平成30年度夏季講演会」ソーシャルマーケティングを学ぶ 関東フォーム「同 夏季懇親会」には160人が集う 


【2018年8月24日】日本フォーム印刷工業連合会(フォーム工連)は8月23日、東京都文京区のホテル椿山荘で「平成30年度夏季講演会」を開催。また終了後は関東フォーム印刷工業会の「同 夏季懇親会」を開催した。

フォーム工連夏季講演会

今回の「夏季講演会」は、会員をはじめ120人、
アジャイルメディア·ネットワークの徳力基彦氏が「ソーシャルメディア活用の基本と事例~ファンやアンバサダー(Ambassador)を重視したアプローチ~」をテーマに講演した。

徳力氏はNTTやIT系コンサルティングファーム等を経て、アジャイルメディア·ネットワーク社の設立時からブロガーの一人として運営に参画。「アンバサダーを重視するアプローチ」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用を推進している。
講演内容は以下の通り。

 

講演会

ソーシャルメディアは誤解されている。
「ネットはマスメディア」というが、プッシュの弱いメディア。しかし双方向で会話ができる場所だ。
「ネットの口コミは広がる」というが、どちらかというと中長期で広がる。
「ソーシャルメディアは炎上する」というのはいくつか種類がある。そして、やらせをしなければ炎上しないし、企業が使わなくても炎上する時はする。
「ソーシャルメディアは、マスメディアに対するリアクション」で、ユーザー全員がメディアとなった。

フォーム工連夏季講演会

マスマーケティングができることは、ソーシャルマーケティングではできない。また、ネットは会話の場所なのでコントロールは不可能。
一方で、特定の利用者とコミュニケーションすることは得意で、中長期に特定利用者と関係構築できる。
また、店頭やアンケート異なり、ユーザーの本音を聞ける。

当社のビジネスは「アンバサダープログラムを軸に、クチコミからファンを増やすこと」。
アンバサダーは本当にその商品やブランドが好きな人。一方、インフルエンサーは高い発信力を持つ人。インフルエンサーに発信してもらってもいいが、興味がないことはわざとらしくなり、ヤラセになる危険性がある。

現在企業が自社PRで使用できるメディアは3つある。
「Owned Media(オウンドメディア)」は自社でコントロールできるメディアすべてで、これには、ホームページはもちろん、チラシや封筒など印刷物も含まれる。
「Paid Media(ペイドメディア)」は、従来の広告。
そして「Earned Media(アーンドメディア)」は評判を獲得するメディアで、この一つが口コミを使った「アンバサダープログラム」だ。

口コミでよく使われる「インスタグラム」などでは、印刷物が撮影の対象となることが多い、それはポスターや郵便物、新聞広告などだ。

「アンバサダープログラム」では従来の「AISAS」(認知・興味・検索・購買・情報・共有)のように、認知から始まるコミュニケーションではなく「共有」から始まるコミュニケーション。企業担当者はアンバサダーのような、従来の釣った魚に興味はなかったが、中長期的なブランド構築には必要と考えるようになってきた。

ソーシャルメディアを使ったコミュニケーションにはいくつかの戦略がある。
「傾聴戦略(クチコミの状況把握)」では、ユーザーの本音を抽出できる。
「会話戦略」では企業が語り掛け、社員が語り掛け、またはファンやメディアに変わりに語ってもらう。
「活性化戦略」では、キャンペーン、クチコミ、ファン、行為の可視化をする。
「支援戦略」では、製品サービスについての会話を支援、利用者のニーズをメディアで支援、利用者のニーズをツールやゲームで支援などを行う。
「共創戦略」ではアイデアコンテストなどで一緒に商品やキャンペーンなどを開発する。

フォーム工連夏季講演会

よく考えれば、昔のお店はすべて口コミで顧客を獲得していた。ここ100年のマスマーケティングが特殊だったと言える。
今はやっと、口コミがマスメディアに追いつき、力を取り戻した時代で、人間の思いがネットを使ってスケールしてしまったと言える。

 

関東フォーム夏季懇親会

講演会終了後の午後6時からは「関東フォーム夏季懇親会」が開催され、約160人が参加した。

フォーム工連夏季講演会

冒頭、関東フォーム印刷工業会の林陽一会長は以下のようにあいさつした。
「関東フォームでは、セミナー研修など、情報提供すべく活動しているが、これからますます会員の皆様に継続的に情報発信して有意義に活用してもらえるようにしたい。いつも言うように個々の努力ではできないことがあるのでコラボレーションしてより良いサービス、付加価値出るようにしたい。所属していて良かったと言われるようなフォーム工連にしていこう」

来賓あいさつではフォーム工連の桜井醜会長が以下のように述べた。

フォーム工連夏季講演会

「いろいろな意味で大きな市場変化のターニングポイントを迎えている。最近考えているテーマはAI。AIはどういう社会をつくり生き方に影響与えるかということだ。人間の脳は5、6層で思考しているが、将棋のAIではディープラーニングは13層、最新のものは2000層を超える。世の中の仕事は、すべてAIに変わる可能性がある。人間はいったい何をするのかという時に『感性だけは残る』という話もある。フォーム工連では秋から『寺子屋』という企画を行う。大いに勉強し、教養身につけ、武装しながらやっていこう」

つづいて、日本印刷産業連合会の杉村亥一郎専務理事が乾杯し開宴。和やかな歓談が中締めまで続いた。

 


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