【2017年8月25日】日本フォーム印刷工業連合会(フォーム工連)は8月24日、東京都文京区のホテル椿山荘で「平成29 年度夏季講演会」を開催し約130人が参加した。また、同日同所で関東フォーム印刷工業会(関東フォーム)の「2017年度夏季懇親会」が開催された。
講演会では「杉原千畝物語」の一人芝居を全国各地でロングラン公演を続ける水澤心吾氏を迎え、「決断・命のビザ“SEMPO”杉原千畝物語」を行った。
杉原千畝氏は、第二次大戦中のリトアニアの日本領事代理として赴任。ナチスに迫害され命の危機があったユダヤ人に対し、本国の命令に逆らい、自らの家族に危険があるにもかかわらず、ビザを発給し続けた人物。
「東洋のシンドラー」とも呼ばれ、ヨーロッパ各地に彼を称える記念碑が残る。
講演では水澤心吾氏が杉原千畝の心の葛藤と生き様を熱演し、終了後は会場からは何度も拍手が送られた。
また、杉原千畝氏の孫で、NPO 法人「杉原千畝のビザ」の副理事長を務める杉原まどか氏が壇上に立ち、祖父についての思い出やその考え方を披露した。
関東フォームの「2017年度夏季懇親会」には、会員や協賛会員など180人以上が出席した。
林陽一会長のあいさつは以下の通り。
先ほどの講演会で杉原千畝氏の生き方に接し、ビジネスよりも前にまず『人としてどうあるべきなのか』を考えて決断しなければならないと思った。
現代はAIやIoTなどが世の中に出てきているが、我々の業界も情報化社会の一翼を担っている。さまざまな情報を多角的にとらえなければいけない、会員の皆様の力を借りながら新しい事業を進めていこう。
このほか、来賓では日本印刷産業機械工業会の宮腰巖会長、フォーム工連の小谷達雄会長があいさつし、日本印刷産業連合会の神戸好夫専務理事が乾杯し開宴。関東フォームの福田学副会長の中締めまで、和やかな歓談が続いた。
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