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【速報③】「2017販促ワールド夏」開幕　「少量プリントの提案は定番に」「ITとの連携も連発」　

【2017年7月6日】「2017販促ワールド夏」が7月5日、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。
「販促ワールド」は、「販促EXPO」「店舗販促EXPO」「営業支援EXPO」「広告宣伝EXPO」という4つの専門展で構成された総合展示会。

販促やマーケティングに関わるさまざまな分野の商材を揃えており、来場者は会場を回りながら製品やサービスを比較検討できる。
開催は7月7日（金）まで。

速報③では、プリント機器や販促ソリューションを中心に出展者を紹介する。
社名の後のカッコの中はブース番号。

少量プリント提案は多彩に

ミマキエンジニアリング （W1-52）は、自社のインクジェットプリンタ（IJP）を複数デモンストレーションしている。
UV硬化タイプの「UJF-3042MkⅡ」ではiPhone用ケースをプリント、「UJF-6042 MkⅡ」ではギフトボックスへの出力などで、グッズ作成を実演している。

昇華転写型IJPの「JV300-130」では、布へのプリントを提案している。

エプソン販売（W10-19）は、人気の溶剤系IJP「SC-S80650」を中心展示。主にサイン・ディスプレイ系での採用が多く、この1年で台数を大幅に伸ばした。
水性顔料系IJPでは「SC-P10050」や「SC-P6050」などを展示し、屋内用のポスターでの活用を訴求している。

理想科学工業（W9-19）は、Tシャツなどのテクスタイルプリントで活用されているデジタルスクリーン製版機の新製品「GOCCOPRO QS2536」を披露した。

「GOCCOPRO QS2536」は、水や薬品を使用しない「RISOドライ感熱製版システム」を採用したデジタルスクリーン製版機シリーズの上位モデル。乳剤方式のようなポジ出力・露光・乾燥などの工程を必要とせず、消費電力量も節約できる。
担当者は「スクリーン製版用のフィルムは、安価なものがなくなっている。一方でテキスタイル分野は少量・多品種が多くなっている。GOCCOPRO は数十枚から1000くらいまでをカバー可能」と話す。
同機は9月1日（火）発売。

販促はIoT、マーケの一部に

フライデーナイトとサガシキ（W6-19）は、販促エキスポ初出展で自社の紙器製品やサイネージをPRした。
既存のお菓子にスリーブ状の紙器を付けて、プレミアム品化する「ハコギフト」は、手軽であるにもかかわらず、デジタル印刷などを駆使して、訴求力の高い販促品としての普及を目指す。

また「インスタントプリント」は、ハッシュタグで画像をプリントできるプリントサービス。インスタグラムに発信することで、その画像をプリントアウトでき、商品や店舗などの話題を通じて、販売促進を支援する。
同じく、ハッシュタグを使用し話題を共有できるデジタルサイネージ「ENPLUG」も展示している。

大洞印刷とグーフ（W4-64）は、デジタルプリントとデータIDをつなげた販促グッズキャンペーンや、ITで繋がる紙でのコミュニケーションをテーマに展示を行っている。
特に同社が得意とするクリアファイルは、豊富な形状や素材を用意しており、多くのバリエーションを披露している。

信和産業（W2-94）は、「ミライプリント」をテーマに、導入予定の水性インクジェットデジタル印刷機「FXIJ」をPRしている。

「FXIJ」はシンク・ラボラトリー製のデジタル印刷機で、従来グラビア印刷で行っていた軟包材へのプリントを可能にしている。
ブースでは、ロール状、製袋されたものなど、さまざまなサンプルを展示している。今回はサンプルの配布は行っていない。
導入と稼働は9月以降を予定している。

サトー（デザインプロモーション、W16-11）は、パッケージデザインをアンケートなどで選択して提案できるマーケティングシステムを持つ。
ブースではこれまでの実績を陳列し、その効果をわかりやすく説明している。

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「2017販促ワールド夏」
http://d.sp-world.jp/ja/2017/

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少量プリント提案は多彩に

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