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artienceグループの現地法人TOYO INK INDIA グジャラート工場でのリキッドインキ生産設備の増強し1.5倍へ 需要の増すパッケージ市場に対応

【2025年11月25日】artienceグループの現地法人TOYO INK INDIA(インド)が、需要の増す同国パッケージ市場に対応するため、グジャラート工場でリキッドインキ生産設備の増強に着手する。2028年の稼働を見込み、稼働後は同社のリキッドインキ総生産能力が約1.5倍に拡大する見通しである。

インドは世界最大の人口規模を背景に、中間所得層の拡大や食生活の多様化が進む。これによりパッケージ需要が増加しており、同国のリキッドインキ市場も継続的な伸びが見込まれている。

TOYO INK INDIAは2011年にインキの輸入販売を開始し、13年にデリー工場、21年にグジャラート工場での生産に踏み切った。現地のニーズに合わせた製品供給でブランド力を高め、シェア拡大を続けてきたが、生産能力の逼迫が見込まれることから、今回の増強を進めている。

同社は国内需要を確実に取り込むとともに、環境対応型などサステナブル分野の製品展開を強化し、インド市場でのリーディングポジションを目指す考えである。また、今後成長が見込まれる周辺国への輸出拠点としても機能させ、供給体制の広域化を進める。

 

 

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