【2022年4月30日】リコーは4 月 28 日開催の取締役会で、富士通の子会社であるPFUの普通株式80%の取得を決定し、株式譲渡契約を締結した。これにより、PFU は同社の連結子会社となる。
PFU は、業務用スキャナで世界一のシェアを持つ企業。
主力となる DI(ドキュメントイメージング)事業では、多様なスキャニングに対応するハードウエア/ソフトウエア関連の技術や業務課題解決に関するノウハウを有している。
また、ICT 分野でのマルチベンダーサポートを強みとした ICS(インフラカスタマーサービス)事業では、今後成長が期待できるマルチクラウド環境の構築・運用サービスや、SOC(セキュリティオペレーションセンター)によるマネージドセキュリティサービスにおいて、国内有数の技術力・サポート力を強みとしている。
このほか、産業機器メーカー向けの CP(コンピュータプロダクト)事業では、産業用コンピューターボードの国内市場において1位 のシェアと豊富な商品ラインアップがある。
一方のリコーは、2021 年度から 2025 年度までの 5 年間を「リコー飛躍」と位置づけ、持続的な成長とさらなる発展を目指し、OA メーカーからの脱皮とデジタルサービスの会社への変革に取り組んでいる。
今回の株式取得は、2025 年度までの計画として示している成長投資の一環となるもの。デジタルサービスを支えるエッジデバイスや IT マネジメントサービス能力を強化し、顧客の DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現することで、当社が事業ポートフォリオマネジメントにおいて成長加速領域と位置づけるオフィスサービス事業を拡大させるという。
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