【2026年9月18日】富士フイルムビジネスイノベーションは、国内外のデジタル印刷作品を評価するコンテスト「Innovation Print Awards(イノベーション・プリント・アワード、以下IPA)」の2026年度入賞作品を発表した。

今回は29の国と地域から過去最多となる552件の応募があり、前年比約2倍に拡大した。入賞は81作品で、日本からは6作品が選ばれた。
IPAは2008年から毎年開催しており、2026年度で19回目。プロダクションプリンタ「Revoria Press」シリーズやインクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズ、ワイドフォーマットプリンタ「Acuity」シリーズなどを使って制作された印刷作品を対象とする。
「IPA2026グローバル」には29の国・地域から応募があり42作品が入賞。「IPA2026 APJ」には日本とアジア・パシフィックの13の国・地域から応募があり39作品が入賞した。
今回は特殊トナーによる鮮やかな色彩や、用紙ごとの質感を生かした作品が前年以上に多く寄せられた。特にパッケージやダイレクトメールなどで、デジタル印刷の特長を生かした作品が目立った。
最優秀賞にあたるBest Innovation Award 2026 Globalには、ドイツのWegner GmbHによる「BMW 3.0 CSL」が選ばれた。Jet Press 750SとRevoria Press PC1120を使用し、限定50台で復刻販売されたBMW 3.0 CSLの購入者向けコレクションブックを制作。少部数生産にデジタル印刷を活用し、車両ごとの識別番号やホワイトトナーを使った表現などが評価された。

Best Innovation Award 2026 APJには、インドネシアのSampurna Printshopによる「Javatik Packaging」が選ばれた。Revoria Press PC2120を使用し、伝統的なバティックの意匠を現代的なパッケージとして表現。ゴールド、グリーン、ピンクの特殊トナーを活用した。

日本からは、奥村印刷、スバルグラフィック、三浦工業、文唱堂印刷、笹尾印刷所、千野米穀店の6作品が入賞した。
奥村印刷は「食器に変形する脅威の箱 beakx(ビークス)」でサステナビリティ部門第1位。紙食器として再利用できる食品パッケージを提案した。

スバルグラフィックは「青龍&翠龍」で芸術作品部門第1位。ペーパークラフトとデジタル印刷・加飾を組み合わせた大型展示作品である。

三浦工業は「ほっとハートアートカレンダー」でサステナビリティ部門第2位。地域の障がいのあるアーティストの作品を再生紙にオンデマンドで印刷した。

文唱堂印刷は「Club50(ZINE)」で特殊色の活用部門第1位。シルバー・ゴールドの特殊トナーを用いた6色印刷を採用した。

笹尾印刷所は「漆喰和紙『銀雪』を用いた超消臭シート」で技術革新部門第1位。越前和紙「銀雪」を活用した靴ケア用品を開発した。

千野米穀店は「コメとコメ」でビジネス効果部門第1位。料理ごとに最適な米を提案するパッケージシリーズにデジタル印刷を活用した。

入賞作品および応募作品は、「グラフィックコミュニケーション東京」をはじめとするショウルームや、各国・地域で開催されるイベントで展示する予定。
「Innovation Print Awards 2026」
https://www.fujifilm.com/fb/ja/about/corporate-fb/contest/innovationprintawards
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