【2026年9月8日】自動認識ソリューションを展開するサトーはこのほど、サントリープロダクツの全10工場において、RFID資産管理ソリューションパッケージ「ASETRA(アセトラ)」が導入された。
サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場では、約24,000点に及ぶ設備予備品の棚卸作業を、従来の20名体制・合計約57時間から1名・約2時間へと大幅に短縮し、95%以上の工数削減を実現した。

サントリープロダクツはスマートファクトリー化を推進しており、2021年に設備保全管理システム(CMMS)を導入。一方で北アルプス信濃の森工場では、約24,000点の予備品在庫が目視確認や手作業によるデータ登録中心で管理されており、棚卸の工数負担、手作業に起因するミス、業務の属人化という3つの課題を抱えていた。
管理精度の向上と作業効率の改善を目的にRFID技術に着目した同社は、約10社の候補の中からサトーの「ASETRA」を採用した。既存のCMMSとの連携が容易で、RFIDリーダーでタグを読み取るだけで入出庫や棚卸記録が自動登録できる点が評価された。
また、部品の形状や収納方式に応じたラベルの貼り方から保管時の置き方まで、サトーが現場運用に即した詳細なサポートを実施した点も決め手となった。
導入後に確認された主な効果は以下の3点だ。棚卸工数については、20名・約57時間から1名・約2時間へと95%以上を削減。管理精度では手入力エラーが解消され、システム在庫と実在庫の乖離がごくわずかとなり、過剰在庫の傾向も改善された。
属人化の解消については、RFIDリーダーの操作が1〜2回の指導で習得可能なシンプルな設計のため、特定担当者に依存しない体制を構築できたとしている。
「ASETRA」はRFIDとバーコード・二次元コードを併用できる資産管理ソリューションで、製造業・物流・医療など幅広い業界での活用を想定している。
サントリーホールディングス デジタル&AI本部で課長代理を務める渋谷毅氏
予備品在庫のリアルタイムかつ正確な把握によって、工場間での相互利用が円滑になり、適切な在庫数の管理にも繋がっています。
今後はこの成果を他工場へ展開する検討を進めるほか、各工場の資産管理や発注システムとの連携によるさらなる精度向上を期待しています。
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