【2026年6月4日】TOPPANは、経済産業省の令和8年度「資源自律経済確立産官学連携加速化事業費(プラスチック容器包装における再生材の利用拡大に向けた実証事業)」に参画した。
同事業では、日用品・飲料業界を対象に、再生プラスチック利用拡大の課題となっている品質やコスト、消費者受容性を業界横断で検証し、資源循環の高度化につなげる。

プラスチック容器包装は国内のプラスチック需要の大きな割合を占める一方、再生材の利用は一部製品に限られている。再生材はバージン材と比べて色調や異物感、物性のばらつきが生じやすく、品質管理やコスト面で課題がある。
また、消費者が品質変化をどの程度の受け入れられるのか十分に把握されておらず、過度な品質基準設定によるコスト増加を招いている可能性も指摘されている。
今回の実証事業では、消費者の購買行動や価格許容度を定量・定性の両面から調査し、企業側が求める品質基準と消費者が許容する品質水準とのギャップを明らかにする。さらに、再生材利用時の品質評価やコスト構造を統合的に分析し、業界ガイドラインの策定や制度設計に活用できる知見の創出を目指す。

事業には三菱総合研究所を代表者として、アサヒグループホールディングス、花王、P&Gジャパン、ライオン、吉野工業所などのメーカーや関連団体が参加。アイリスオーヤマ、イオン、セブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンなどもオブザーバーとして加わる。
TOPPANは、再生材を活用した日用品向け詰め替えパウチの設計・試作を担当する。外観や加工適性などの評価を通じて製造上の課題を整理するとともに、品質・コスト・製造条件に関する知見を提供し、再生材利用の技術的実現性を検証する。また、消費者受容性調査の設計支援や調査実務も担う。
同社は、再生材利用拡大を阻む要因の解消や再資源化率向上に向けた重要な取り組みと位置付けており、今後は実証で得られた知見をもとに業界ガイドラインの策定や制度への反映を働きかける考えだ。再生材を活用した詰め替えパウチの社会実装を進め、プラスチック資源循環の高度化を目指す。
TOPPANはパッケージ分野のサステナブルブランド「SMARTS」を展開しており、包装技術に加え、マーケティングやDXなどの知見を活用しながら持続可能な社会の実現に取り組んでいる。
TOPPANグループのサステナブルブランド「SMARTS」
https://www.toppan.com/ja/living-industry/packaging/sustainability
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