【2026年2月7日】コニカミノルタは6日、インクジェット技術の応用研究を専門とするスイスの公的研究機関iPrint研究所と協業を開始した。
欧州に評価拠点を設けることで、インクジェットヘッドの販売拡大と新規パートナーの開拓を進める。

協業により、コニカミノルタはiPrint内にインクジェット関連の試験・評価を行う専用ラボを設置する。従来は日本国内を中心に実施していた評価を、主要市場の一つである欧州でも行える体制とする。
iPrintが保有する設備を活用し、立体物へのインクジェット塗布など、これまで実施が難しかった試験や評価も可能になるという。
インクジェット技術は、必要な場所に必要な量の材料を塗布できる点が特長で、印刷分野にとどまらず、ディスプレイやプリント基板などの生産工程での活用が進んでいる。小ロット多品種生産への対応や、省力化、環境負荷低減への寄与も期待されている。
コニカミノルタは、溶剤を含む多様なインクへの対応力や用途に応じたカスタマイズ力を強みに、工業用途を中心にインクジェットヘッドを展開してきた。
今回の協業では、新規用途への応用検討やパートナー開拓に加え、評価で得たデータを製品開発に反映させ、開発効率の向上とスピードアップにつなげる。両者は、インクジェット技術が未開拓、あるいは普及途上にある分野での応用拡大を視野に入れる。

コニカミノルタは、2月24日(火)からドイツで開催されるプリンテッドエレクトロニクス関連展示会「LOPEC 2026」に出展し、iPrintとの協業によって実施したインクジェット関連の試験や評価の内容を紹介する予定である。
iPrintは、西スイス応用科学芸術大学(HES-SO)のHEIA Fribourg校に所属する公的研究機関で、インクジェット技術およびデジタル印刷分野の研究開発と教育を担う。産業界や学術機関との連携を通じ、同技術を活用した開発を進めている。
Copyright © 2026 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.