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SCREEN×京都芸大×月桂冠 学生デザインの日本酒を商品化 デジタル印刷機使用しラベル印刷 京都駅ビル芸術祭で数量限定販売

【2025年10月9日】京都市立芸術大学と月桂冠、SCREENグラフィックソリューションズはこのほど、産学連携プロジェクトの一環として、学生がデザインしたオリジナルラベルの日本酒を商品化した。
同商品は、10月15日(水)から11月3日(月・祝)まで開催される「京都駅ビル芸術祭 ゲイジュツ ノ エキ2025(GNE)」の会場で数量限定販売される。

この取り組みは、京都芸大美術学部デザイン科総合デザイン専攻の学生が、月桂冠とSCREENの協力で、商業製品のデザインから商品化までを実践的に学ぶことを目的としたもの。
学生は両社の事業所を訪問し、酒造りや印刷技術に触れながら、13種類のラベルデザインを制作した。

完成した日本酒は月桂冠の「特撰」(720mL瓶、税込1,500円)。各デザイン60本を販売する。ラベル印刷はSCREENがデジタル印刷機で担当し、月桂冠が自社商品に貼付して販売する。

学生たちは、月桂冠の伝統や伏見の自然、酒造りの神秘などをテーマに、手描きの質感やモダンな構図を取り入れた多彩なデザインを制作。
会場では、瓶に浮かぶ繊細な意匠を通じて、若い感性と京都の文化の融合を感じることができる。

京都芸大の森野彰人美術学部長は「京都の伝統文化と先進技術を結ぶ意義深い連携になった」と述べ、月桂冠の大倉泰治副社長は「学生が新しい感性で日本酒のデザインに挑戦してくれたことを嬉しく思う」とコメントした。
また、SCREENの田中志佳社長執行役員は「最新のデジタル印刷技術を活用し、多様な価値観を形にすることで持続可能な社会に貢献していく」と語った。

販売は京都駅西口広場で午後0時から午後7時まで行われ、予定数量に達し次第終了する。

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