【2025年8月22日】リコーPFUコンピューティングは8月21日、製造業の手作業組立工程におけるヒューマンエラー防止や効率化を支援する作業検査カメラ「RICOH SC-20」向けに、オプション機能「Additional Camera Option」を発売した。本オプションにより、USBカメラを最大2台接続し、複数の視点から自動検査を行えるようになる。
RICOH SC-20は、組立や目視検査などの人手を介する作業で発生する欠品・組立ミスを防止するために開発された製品で、品質向上と生産性改善に寄与してきた。これまでは本体カメラの1視点での検査に限られていたが、新オプションにより、大型対象物や立体物の側面、高低差のある部位についても検査が可能となった。最大3視点のマルチアングル検査に対応し、検査効率の向上と工数削減を実現する。
対応するのはFull HD以上の画素数を持つUVC対応のUSBカメラで、特別なハードウェアは不要。ライセンスの購入とアクティベーションのみで利用できる。検査対象の拡大により、製造業の生産技術や品質保証部門など幅広い現場での導入が見込まれる。
リコーPFUコンピューティングは2025年4月に発足した産業向けコンピュータ分野の専業会社で、製造現場の品質と生産性向上を支えるソリューションの提供を強化している。
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