【2024年10月29日】ジャパン・インクジェット・テクノロジーフェア 2024(JITF2024)」が10月28日、東京都新宿区のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターで開幕した。開催は今日29日(火)午後4時まで。
主催は大野インクジェットコンサルティング。
同イベントは産業用インクジェットの専門展で、製品や技術、サービスなどに関する展示が行われる「テーブルトップショー」と、業界の最前線で活躍するプレイヤーが講演する「プレゼンテーションセミナー」などで構成されている。
今年は、「テーブルトップショー」に50社が出展している。
プリント&プロモ―ションでは同展から、ブースや製品の写真をピックアップし速報する。
詳細は以下から
https://ohno-inkjet.com/?p=97453
松井色素化学工業所は、パウダーレスのDTF(DirectToFilm)について、サンプルを展示している。
リコーは産業用インクジェットヘッドやトラックプリントについて展示。
ケー・エヌ・エフ・ジャパンは、インクジェットの液送システムを出品。
エプソンもプリントヘッドを展示。サンプルではヒーター付き銀ナノインクコースターを出品している。
八興(HAKKO)はインクジェット用チューブを出品。柔らかいフッ素チューブが特長で、ガスバリアや溶剤バリア機能を持たせた製品がある。
理想テクノロジーズは、最新のインクジェットヘッド「CX1」を出品している。同社は旧東芝テックとテックプレシジョンから事業を継承した会社。「CX1」は従来モデルより高速化している。2025年春ごろ発売予定。
富士フイルムビジネスイノベーションのインクジェットヘッド「SkyfireSF600」はエントリーモデルながら軽くて、幅が広く、高速。同社のハイエンドモデル「Samba」とは価格や性能で住み分けする。
コニカミノルタは、ヘッドとインク、インテグレート(システム)を紹介している。
ユニオンケミカーは、可食インクを展示。担当者は「認知度が上がってきた。プリントされたお菓子はSNSで拡散される広告媒体になっている」。CMやファッション誌の撮影でも活用事例があるという。
紀州技研工業は、小型の実験用プリンタをデモ。展示されているのは金属ナノ粒子対応モデルで、会場ではベビーオイルを吐出している。「研究用で荒っぽく使っても、壊れづ拓直すことも可能」と担当者。
マスターマインドはハイブリッドレジンインクジェットプリンタ「MMP-19000RI」のサンプルを展示。
メムジェットは、最新のインクジェットヘッドを出品。広幅の高集積化ノズルはピエゾにすると1600dpi相当が10個並んでいるような仕様だ。3年後をめどに製品寿命を現在の40億発から100億発に向上させる計画がある。
ミヤコシは「MJP ADVANCED30X for FILM」「MJP20IXS」などのサンプルを展示している。
AdobeはPDFプリントワークフローや同社のアプリケーションを紹介している。
インクリサーチは「インク技術大全」を出品。同レポートは、インク関連の公開特許などの技術を網羅している。
PODiはデジタルプリントの最新情報を伝えている同団体の活動を報告している。
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