【2026年8月18日】ラクスルは、ダイレクトメール(DM)発送代行を手掛けるメールカスタマーセンターの全株式を取得し、10月1日付で完全子会社化する。
メールカスタマーセンターは年間3億通のDMを取り扱っており、ラクスルは同社の顧客基盤や発送オペレーションと自社のテクノロジー、マーケティング力を組み合わせ、DM発送代行事業を拡大する。

メールカスタマーセンターは1999年設立で、DMの企画、制作、発送代行を展開している。年間取扱通数は3億通で、DM発送代行分野で業界トップクラスの規模を持つ。ラクスルは2025年7月にメーリングジャパンを取得しており、今回の買収はDM領域で2件目のM&Aとなる。
ラクスルはこれまで、集客支援の一環としてDM事業を展開し、価格競争力や利便性の向上を進めてきた。今回、メールカスタマーセンターを傘下に加えることで、DMの企画・制作から発送、効果検証までのサービス体制を強化する。
両社の統合では、メールカスタマーセンターが持つ年間3億通の取扱実績、発送オペレーション、顧客基盤、パートナーシップと、ラクスルが持つテクノロジーや顧客基盤を組み合わせる。これにより、DM発送における品質向上とコスト最適化を進める。
DM市場では、請求書など事務用途の郵送物が減少する一方、販促・プロモーション用途では紙媒体の活用が続いている。デジタル広告のCPA上昇やCookie規制を背景に、企業の広告予算におけるDMの位置付けも変化している。電通によると、2025年の国内DM広告費とDM制作関連市場の合計は約3800億円となっている。

今回の子会社化により、ラクスルはDMを単なる発送代行ではなく、企画・制作から配送、効果検証までを含むマーケティング手段として提供する体制を整える。さらに、業界のパートナーとの連携を進め、DMに加えてポストイン物流の領域でも事業基盤を広げる。
ラクスルは今後、内製による新規事業の立ち上げとM&Aを組み合わせ、中小企業の集客やコスト最適化などの経営課題を支援するサービス基盤の拡充を進める。
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