【2016年5月8日】ネット通販などを通じて、商品を検索・購入すると、「その商品を買った人が買った他の商品」などおすすめ商品が表示されることがあるが、現実の買い物でもこれを実現するサービスの提供が始まった。
このサービス「デクワス.POS」を開発したのは、インターネットメディアやシステム開発を行うサイジニア。
同社は「デクワス.POS」に関して東芝テックと提携し、4月から、東京都中央区銀座のファッション店「かねまつ銀座4丁目店」で実証実験を開始した。
「デクワス.POS」は購入した商品に関連して、消費者向けに一人ひとり異なる「おすすめ商品」をPOS連動で自動生成、レシート上やカタログ・チラシとしてオンデマンドで印刷できる。
サービス概念図
システムでは、店頭で顧客が購入した商品情報をPOSシステムで認識。その商品にリンクした過去の購入履歴が反映され、商品が梱包され、会計を待つ間にチラシ、カタログとしてプリントされる。
さらに消費者がそのチラシをもとに、ECサイトから購入した場合にも成果を計測できる。
これにより、販売に関して店舗スタッフの技量や経験だけに頼ることなく、リピート率の向上、クロスセルやアップセル、さらにECサイトへの誘導にも役立つという。
サイジニアでは、O2Oやオムニチャネル戦略が注目される中、あらゆるデータから情報を紡ぎ出し「あらゆる領域でわくわくする発見を届けるサービスを提供していく」としている。
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