【2025年9月26日】博報堂テクノロジーズ NVIDIA技術を活用しエージェント型AIの研究開発を開始
博報堂テクノロジーズは、米NVIDIAの最先端技術を活用し、エージェント型AIの研究開発に着手した。
エージェント型AIは、人間の意図を理解し、複数のツールやシステムを横断してタスクを自律的に実行する次世代AI。マーケティングや広告運用だけでなく、業務効率化や新規サービス開発にも応用が期待されている。
今回の研究では、NVIDIAのGPUや生成AI用フレームワーク「NVIDIA NeMo」、さらには大規模言語モデルを効率的に運用できる「NVIDIA NIM(NVIDIA Inference Microservices)」などの技術を基盤として活用する。これにより、従来のルールベースの自動化を超え、意思決定や推論を伴う高度な業務支援が可能になるという。
博報堂テクノロジーズは、広告領域におけるクリエイティブ生成、メディアプランニング支援、カスタマーエクスペリエンスの最適化などに本技術を応用する計画を持つ。また、将来的には小売、金融、製造など他産業にも展開可能な汎用的ソリューションの開発を視野に入れている。
同社は「生成AIを活用した次世代エージェントは、企業活動全般に革新をもたらす可能性がある」として、商用化に向けた研究開発を強化していく方針を示した。
博報堂テクノロジーズ 代表取締役社長 中村信氏
「マーケティングの基盤にNVIDIAの最先端技術を応用することで、広告成果と生活者体験を高める、新しいAI強化型のマーケティングが展開できると考えています。Agentic AIは広告業務の進化において非常に大きな力になると確信しています。」
NVIDIAエンタープライズ プロダクト ディレクター ジェイコブ リバーマン (Jacob Liberman)氏
「企業は複雑なワークフローの自動化と顧客体験の向上のため、AIエージェントの導入を急速に進めています。NVIDIA AI BlueprintとNVIDIA NeMo Agent Toolkitにより、博報堂テクノロジーズは広告主と消費者に測定可能な価値を提供する広告特化型AIエージェントを迅速に展開が可能になります」
博報堂テクノロジーズ
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