パラシュートの印刷業務基幹システム「Print Navigator System」　富士フイルムBIのワークフローソフトウェアと連携し印刷を自動化

【2025年6月9日】パラシュートの印刷業務基幹システム「Print Navigator System（PNS）」が6月9日、富士フイルムビジネスイノベーションのワークフローソフトウェア「Revoria XMF PressReady」と連携機能を追加した。

パラシュートは、デジタル印刷を中心とした多角的なサービスを展開している企業。デジタル印刷に関する総合的なコンサルティングをはじめ、ブランドオーナー向けの各種印刷物や用紙支給にも対応しているほか、印刷関連機器やソフトウェアの開発・販売サービスも手がけている。また、システムおよびWebの開発にも強みを持ち、印刷業界におけるデジタル化を支援している。

「PNS」は、デジタル印刷の小ロット・多品種のジョブ管理に特化したMIS（Management Information System）で、今回のアップデートにより、印刷データの面付から印刷指示、加工までを自動化する連携が可能となった。

今回追加された機能では、PNS上の受注情報に「印刷データパス」を設定し、所定のボタン操作によってCSVファイルを出力。これをRevoria XMF PressReady側の指定ディレクトリに保存することで、ワークフロー上の自動処理が実行され、印刷データの面付から後加工までを自動化できる。
これにより、最小1人で受注から印刷完了までを担う体制の構築が可能となる。

新機能は追加パッケージとして提供され、標準販売価格は1ライセンスあたり70万円（税別）。既存ユーザーについては保守契約に基づき、希望に応じて同機能を無償で提供する。

パラシュートでは今後、他メーカーのワークフローソフトにも順次対応を拡大する方針。また、PNSをベースにしたカスタマイズ開発にも対応しており、デジタル印刷工場のニーズに応じた柔軟な導入を進めている。

社長の兵藤伊織氏は「デジタル印刷の普及にあわせ、PNSも進化を続けている。作業工数の大幅な削減により、工場の固定費圧縮と、プリント販売価格の競争力強化につながる」としている。

PNSの詳細は以下から
https://pns.parachute-web.com