【2024年5月8日】大日本印刷(DNP)とレノボ・ジャパンは、東京都の「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム(VLP)」を運営する事業プロモーターであるJMCと連携し、この仕組みを東京都教育庁を含む30自治体などに展開した。
VLPは、不登校や日本語の指導が必要な児童・生徒に、インターネット上の仮想空間を活用して居場所や学びの場を提供するプラットフォーム。
今回、昨年採用した9自治体等に加え、新たに21の自治体がこの運用を開始した。
東京都の公立学校には、不登校の児童・生徒が約2万7千人、日本語の指導が必要な児童・生徒が約4千人存在する(2022年度)。DNPとレノボ・ジャパンの両社は、こうした子供たちの支援に向けてVLPを東京都に提供している。
東京都教育委員会事務局によると、児童・生徒の通室(教室、相談室・保健室等の別室、各種施設等に通うこと)の促進や、SNSトラブルの相談対応、学習の達成感など、多岐にわたる効果的なVLPの活用例が生まれているとのことで、今回計30の自治体などへの導入拡大が決定した。
DNPとレノボ・ジャパンは今後、VLPを無償で試せるメタバースを全国の教育委員会に提供。VLPを通じ、児童・生徒の学習環境改善や教育支援に貢献していくとしている。
DNPラーニング・メタバース
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/20169929_1567.html
レノボ・ジャパン
https://www.lenovo.com/jp
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