【2022年6月23日】トッパン・フォームズは6月23日、偽造防止効果が得られるセキュリティープリントサービス「ヒドンワードII」を発売した。
複合機などでコピーをすると「COPY」などの隠し文字が現れるセキュリティープリントは、これまでオフセット印刷で大量のベース(地紋)印刷を行い、その上に追加で文字などの可変印字をしていた。
「ヒドンワードII」では、独自の版下作成技術を開発。デジタルプリントによる地紋印刷の実用度を高め、ベースと追加印字を同時にデジタルプリントするため、ベース印刷の工程および在庫保管が不要になった。
従来は割高感があった10,000セット未満の小ロット注文でも、低コストで提供可能となり、セキュリティープリントが利用しやすくなる。
地紋の色は3色(レッドグレー、ブルーグレー、イエローグレー)をラインアップし、自治体が発行する各種振興券・クーポンをはじめ、受験票・合格証、保険証券、DMなどさまざまな用途で活用できる。
背景には、社会のデジタル化進展によりや、印刷物の多品種・少量化、One to Oneのパーソナルプリントなどがあり、損紙や無駄な在庫が少なく、環境にやさしいデジタルプリント技術を生かしたサービスが注目されているという。
トッパン・フォームズでは、セキュリティープリントの用途拡大を狙い、これまでセキュリティープリントを加えてこなかった小ロットの振興券やクーポン券、DM、ギフト券などへの展開を目指す。
ヒドンワードIIは官公庁・自治体をはじめ、旅行・宿泊や航空、教育、小売り・流通、クレジット、保険などの各業界に拡販し、2025年度までの4年間で17億円の売り上げを見込んでいる。
「ヒドンワードII」
https://solutions.toppan-f.co.jp/solution/33733/
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