【2020年11月30日】グーフはこのほど、印刷計画最適化支援システム「One Flow」のオプションとして、印刷機器や人的ミスを察知し、自動的に再印刷・製本・出荷処理行うリカバリーモジュールを開発した。
同システムは、すでに第1号ライセンスを、キヤノンメディカルシステムズ(キヤノンメディカル)のドキュメントセンターに納入を完了している。
「One Flow リカバリーモジュール」は、「One Flow」が発行する作業指示・確認書や印刷用データに、記載されている固有のバーコードをスキャンすることで、自動的に再印刷の計画、指示を実施できる。
検品の段階で実施する人的チェックだけではなく、印刷機用検査装置から品質不良が検出されたレコード情報(CSV)をホリゾン製製本ワークフローシステム:pXnetと連携し最適化。インクジェット枚葉機CPP VarioPrint i300など複数のデジタル印刷機に対し、自動的にリプリント実行指示を可能にする。
キヤノンメディカルでは、開設当初から「One Flow」とキヤノン・オセ社製高速インクジェット輪転機:ColorStream 6700 Chromaを連携し、受注処理から印刷実施までの自動化を実現していた。
しかし、印刷や製本時に発生する詰まりや汚れが原因の品質不良には手動で対応、納期保証を実現するために多くの課題を抱えていた。
キヤノンメディカルでは、現在多品種小ロット対応への強化を進めており、12月にはインクジェット枚葉機と独立した表紙と本文を自動的にマッチングする機能を製本機器に付加する。
グーフ では上記のような実績から得たノウハウを基に、既存ITシステムとの合理的なデータ連携を可能にする「OPTiMUS(オプティマス)」、S L Aの内容に伴い最適化を高度化する「Planner(プランナー)」など、印刷”サービス”のDXを支えるオプションモジュールを、2021年春以に追加する予定。
「リプリントにおいては、版下データを探す手間と時間がかかり工数が大きく発生、人的なミスも発生していた。これを何とか自動化したいとドキュメントセンター開設当時から考えていた。」「デジタル印刷機の最大のメリットである、ソフトウェア、デジタル印刷機、製本機をITで繋ぎ、自動化することで固定費を大きく削減可能。自動化は投資回収率が非常に高いと感じている。」
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