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サトー リゾートホテル「東京ベイコート倶楽部 」の全ワインへRFIDシステム 棚卸し時間は8分の1へ

【2018年8月7日】サトーはこのほど、 リゾートトラストが運営する完全会員制のリゾートホテル「東京ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」(東京ベイコート倶楽部)の全ワインへRFID(非接触 IC タグ)システムを納入した。
全ワインのRFID管理は、国内ホテル業界における初の取り組み。

サトー RFID ワイン

RFIDの導入は商品在庫管理向けで、これにより現場の在庫管理の精度が高まり、スタッフによる棚卸し作業が大幅に効率化される。

東京ベイコート倶楽部では、和食・洋食・イタリアン・中国料理の各レストランや、バーやラウンジなどがあり、アウトレットで提供するワインは約 5,000 本。ボトルワイン棚卸しではソムリエがワインを一本一本棚から取り出し、購買システムに手入力していた。

RFIDの導入後は複数のボトルを非接触で同時に読み取ることができ、 読み取り結果は購買システムに自動記録できるため、大幅な時短効果が出ている。
例えばワインを多く提供する洋食レストランでは、月末の棚卸し作業に2名で8時間(計
16 時間) かかっていたところ、RFID 導入後は、RFID未装着ボトルも含めて 1名による2時間の作業となり8分の 1まで時間を削減した。

サトー RFID ワイン

 

導入企業コメント

リゾートトラスト 東京ベイコート倶楽部 業務部部長 川村勝洋氏

「RFID の導入により、約 5,000 本のワインに対して従来の棚卸しの課題であった効率化を実現するとともに、見間違え等によるミスがなくなりました。また、瞬時に在庫を確認することができるため在庫管理の精度が向上し、在庫の紛失リスクの低減にもつながっています。 今後はワイン以外の商品にも管理対象を広げるとともに、他のホテルへも採用を広げていく予定です」

 

リゾートトラスト 東京ベイコート倶楽部 料飲部部長 相原克彦氏

「内部統制の強化も目的にRFID を導入しました。将来は棚卸し、在庫管理の透明性を担保しつつ、RFID の特性を生かしてワインリストのタブレット化を計画しています。実現できれば業務のペーパーレス化と短時間でのワイン在庫の更新が両立でき、顧客への対応スピードの迅速化や従業員の作業時間の短縮化が実現できます。導入の投資効果がより高まることを期待しています」

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