【2015年7月16日】販促用のディスプレーで知られるアサヒ・ドリーム・クリエイトの販促マーケティング事業が注目を集めている。
同社は1963年創業。4年前にディスプレーという「モノ」を売る仕事から、製品を収めた会社・店舗の売り上げをアップするという「コト」を中心とした事業にシフトした。
実際の現場では手書きボードやPOPを中心に顧客を支援。売り場での「買いたくなる理由づくり」と「買った後にどのようなコトが起こるのか」というイメージの提供を行っている。
あるプリントショップでは、年賀状作成で前年にあった顧客からの質問を抽出し、その課題を解決できるというメッセージを打ち出し、売り上げを30%アップさせた。
また、居酒屋では「わがままを聞きます」と顧客の要求する料理を裏メニューとして提供できることを店頭でPRし、入店者を2倍まで増やした。
橋本英雄社長は「同じ系列店で、同じディスプレーやPOP、パネルを作っても、非常に売り上げを伸ばす店とそうでない店に分かれる。この理由は結局、その店で働く人の意識の差。これを変えるために人材を育成する事業に転換した」とコンサルティング事業を始めた理由を話す。
同社では無料セミナーなどを通じ、小売店などの売り上げ向上のノウハウを伝えていくとしている。
問い合わせは(☎072-855-1100)まで。
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