伊藤園　プラグのAIを活用し「お～いお茶 カテキン緑茶」パッケージをリニューアル　デザインの未来系：画像生成サービス

【2023年9月6日】プラグはこのほど、「商品デザイン用の画像生成 AI」を開発し、このパイロット版が、伊藤園の「お～いお茶 カテキン緑茶」のリニューアル発売で活用された。
AI サービスを使用したデザインが発売されるのは「お～いお茶 カテキン緑茶」が初。

「パッケージデザインAI」は、1020万人の消費者調査の結果を学習データに使い、東京大学と共同研究したシステムで、商品デザインについて消費者がどのように評価するかを、AIが10秒で予測するシステム。
今回の「商品デザイン用画像生成 AI」は、「パッケージデザインAI」を活用したもので画像生成に特化している。

「お～いお茶 カテキン緑茶」のデザイン開発では、このAI を複数回活用。生成された画像を参考に、イラストやデザインをデザイナーが作成しなおし、商品デザインを完成させた。

AI の活用により、短時間で大量の多様なアイデアの創出が可能。デザイン開発の初期から具体的なデザインを確認できるため、方向性の共有化を短時間で行い、デザイン開発の期間を大幅に削減できる。
これらにより、マーケターやデザイナーの創造性を広げ、より高度化された効果的なデザイン開発を実現する。

デザイン開発では「パッケージデザイン AI」を併用、どのデザインが消費者に好まれそうかを確認しながら、デザインを絞り込んだ。

同社では今後、パイロット版AIを改良し、多様なカテゴリーの商品パッケージ開発での仕様を目指す。

コメント

伊藤園 マーケティング本部 緑茶ブランドグループ 商品チーム 柿崎美智子氏
商品のデザインをお願いする際に、意図する内容を適切に言葉で伝えることの大切さと難しさを感じています。

今回、本サービスを活用することで、人間同士のコミュニケーションに生成 AI という新たなツールが加わり、これまでとは異なる角度でクリエイティブをつくり上げることが出来ました。短い開発期間で、バラエティに富んだデザイン案から、方向性を合わせていけることは本サービスの魅力であると感じています。

サービスページ
https://hp.package-ai.jp/

プラグ
http://www.plug-inc.jp/