【2025年10月22日】ミマキエンジニアリングはこのほど、フラットベッドUVインクジェットプリンタ「UJF-7151 plusII e」を発表した。
同機は10月22日から米国・オーランドで開催される国際展示会「PRINTING United Expo 2025」で同機を世界初公開する。
新モデルは従来機の高精度と生産性を継承しつつ、インク厚盛性能と高低差対応力を大幅に強化。最大5mmのインク積層により立体的なテクスチャ表現が可能となり、曲面・凹凸素材にも高精度で印刷できるようになった。
また、プライマー塗布速度を従来比約3.7倍に向上し、アクリルや金属などへの印刷効率を高めた。さらにインクセーブ機能により、カラーバランスを保ったまま最大約42%のインク削減を実現。操作の簡便化とランニングコスト低減を両立した。
同社はソフトウェア統合管理ツール「Mimakiアプリケーションアシスタント(MA2)」も公開。自社製プリンタに対応する各種ソフトウェアを一括管理でき、機能更新や拡張を容易に行える。ハードとソフトの連携により、生産品質と業務効率の向上を図る。
現在、スマートフォンケースやノベルティなどの小ロット多品種生産が増加し、デジタルプリント需要の拡大が進んでいる。一方で高品質と生産性の両立や高低差のある素材への対応などが課題となっている。
新製品はこれらの課題に応えたもの。
新製品の販売は11月開始を予定し、初年度300台の販売を見込む。今後は国内外の展示会への出展を通じて拡販を進める方針。
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