【2025年7月30日】ブラザー販売は10月、ガーメントプリンター「GTXシリーズ」専用の自動位置合わせソフトウェア「AccuLine X(アキュライン エックス)」を発売する。
ガーメントプリンター(DTG)は、パソコン上で作成したイメージをTシャツなどの衣類に直接印刷できるプリンター。その用途の一つとして、白地の刺しゅうの上に出力する「DTE(Direct to Embroidery)」という技法がある。
新製品の「AccuLine X」は、「DTE」技法の際に自動で正確な位置合わせを行えるソフトウェア。別売りのカメラで撮影した刺しゅう画像から特徴点を抽出し、プリントデータの配置を自動で調整することで、作業の手間やミスを軽減しながら安定した品質を実現。複数の刺しゅうに対しても同時に印刷位置を自動で合わせることができるため、生産性の向上にもつながる。
白などの単色刺しゅうの上にフルカラー印刷を施すことで、従来の刺しゅうミシンに必要だった多数の色数の糸を揃える必要がない。また、グラデーションなど従来は難しかった繊細な表現が可能になった。多色刺しゅうで発生しやすい糸切りや糸替えなどの工程を削減でき、効率化も図れる。
発売にあわせて、対応カメラハードウェア「DTE2040」「DTE2060」も提供予定。
ブラザーでは、今後もソフトウェア開発を推進し、オーダーグッズビジネスにおける製品ラインアップの強化を図るとしている。
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