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富士フイルムビジネスイノベーション デジタル印刷機用「検査マネジメントシステム」を発売 検品を自動化 品質・生産性の向上を支援

【2024年11月8日】富士フイルムビジネスイノベーションは11月7日、印刷物の検品工程の自動化や品質・生産性の向上を支援する「検査マネジメントシステム」を発売した。

新システムは、産業用からオフィスまで幅広く活用されているプロダクションモノクロプリンタ「Revoria Press E1」シリーズの新オプションで、リアルタイムの印刷中検査に対応している。
検査は出力物を印刷ジョブの元データと比較し、最小0.3mmまでの黒点、汚れ、プリント抜け、用紙折れなどを抽出。バーコードやOCRフォントも読み取り、ページ間での数字の連続性、表裏の番号一致も検査可能。検査結果をCSVファイルで比較する機能も新搭載し、LCDSデータ形式にも対応し、基幹業務の出力データも検査できる。

プリント中の濃度変動や表裏レジ精度の変動を警告表示。警告表示後の対応は、印刷を継続・中断するか事前に設定が可能で、安定した印刷品質を管理する。印刷不良が見つかった用紙は排除され、自動的に再プリントされる。

給紙オプションは、従来、給紙トレイ1台のみの運用だったが、今回から大容量給紙トレイ、またはエアーサクション給紙トレイ2台接続を可能にした。

モノクロ印刷は、大量印刷で使われることが多く、今後も安定した需要が見込まれる。また、カスタマイズ出版、小ロットなど新しい需要があるという。
一方、印刷会社では、短納期や多品種少ロット生産、バリアブル印刷など高付加価値印刷への対応に伴う生産性と印刷品質の向上、生産現場の効率化が課題となっている。

富士フイルムビジネスイノベーションは、「Revoria Press E1」シリーズの新機能提供により、これらの課題を解決していくとしている。

 

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