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セイコーエプソン グループ会社の秋田エプソンに新棟を建設 インクジェットプリンタ用ヘッドの生産能力増強のため

【2022年10月5日】セイコーエプソンのグループ会社の秋田エプソンは、インクジェットプリンタ用ヘッドの生産能力増強のため、現在の秋田エプソン敷地内に新棟を建設する。

新棟は 2022 年 11 月から建設を開始し、2023 年 12 月竣工の予定。同投資により、将来的には秋田エプソンにおけるインクジェットプリンタ用ヘッドの生産能力を現在の 3 倍程度にまで拡大できる見込み。
建設費など投資額は総額約 35 億円。

エプソンのプリンティングソリューションズ事業では、エプソン独創のインクジェット技術である「マイクロピエゾ技術」を活用。オフィス、ホーム、商業、産業の幅広い分野のお客様に製品・サービスを提供している。

オフィス・ホーム向けインクジェットプリンタ市場においては、COVID-19 以降の分散印刷化ニーズの高まりがある。北米など先進国での大容量インクタンク搭載プリンタの強い需要もあり、今後も中長期的に全世界でインクジェットプリンタの需要増加が継続する見通し。
今回、建設する新棟では、インクジェットプリンタの基幹部品となるインクジェットヘッドの製造・組立を行う。

今後、同社は需要伸長を前提に、最先端「PrecisionCore(プレシジョンコア)マイクロTFP プリントヘッド」搭載インクジェットプリンタ供給増を念頭におき、製品ラインアップ強化や外販ヘッドの拡販対応も視野に入れ、将来的な生産スペースの確保も踏まえた建屋投資計画となっている。

 

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