【2017年1月27日】京セラは1月26日、電子写真方式のデジタル印刷機の基幹部分となるアモルファスシリコン(a-Si)感光ドラムの新製品「LF シリーズ」の受注を開始した。
「LF シリーズ」は部品交換なしで約100万枚の印刷ができる世界最長寿命はそのままに、ドラム表面にサブミクロンサイズ(1 万分の 1㎜)の微細凹凸形状を形成することで、周辺デバイスとの摩擦を約 30%低減した。
サイズは直径30~40mm、長さ360mm。
ベースは2011年から販売している「MSシリーズ」。
また、トナークリーニング性能の向上により印刷の高画質化に貢献。
高画質印刷には、トナーの粒子形状が真球に近い球形 であることが理想されるが、トナークリーニングが難しいため、形状をあえて崩したトナーを使用するのが一般的だった。
「LF シリーズ」では感光ドラムの表面微細凹凸を サブミクロンサイズで制御して形成することで、クリーニングブレードとの摩擦を低減。トナークリーニングも容易になるため、真球に近いトナー粒子を使用できる。
京セラでは1984年から長寿命のa-Si 感光ドラムにより「廃棄物を発生させない」ことで環境負荷を低減してきた。
新たに開発した「LF シリーズ」でも、機器全体の長寿命化を促進することで、より一層の環境負荷低減にも貢献する。
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