プリント&プロモーション―デジタルプリントの専門サイト――

ローランドDG 環境に配慮の「紙ベースインクカートリッジ」でプラ使用量82%削減

【2023年7月13日】ローランド ディー.ジー.は、従来のプラスチック製インクカートリッジから紙ベースに素材変更し、プラスチックを82%削減した。

同社は2015年から、環境配慮の観点で、パウチタイプインクを採用し、プラスチック使用料を削減してきた。
今回、さらに環境への負荷を減らすために、紙ベースのインクカートリッジを発売した。

同製品は同時発表の地域限定ブランドの低溶剤プリンタ「DGXPRESS(ディージーエクスプレス)」(リンク挿入予定)の新製品「ER-642」の専用インク(D-EAインク)として開発したもの。
また、既に発売済みのプラスチック製インクカートリッジも順次、紙ベースの素材に切り替えを進めるという。

紙ベースへの素材変更で、従来のインクカートリッジで主に使用していたポリブチレンテレフタレートの使用量を年間で116.7t削減。今回の新インクカートリッジでは新たに紙36.0tと少量のポリプロピレンを21.3t使用するが、温室効果ガスに換算すると、年間で約350tの削減を実現する。

関連記事
ローランドDG 新興国向けブランド「DGXPRESS」に低溶剤モデル「ER-642」を追加

 

Copyright © 2024 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.