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大王製紙 印刷用紙と情報用紙を15%以上値上げ コスト吸収難しく昨年11月に続いて 8月22日から

【2022年6月22日】大王製紙は8月22日(月)から、印刷用紙と情報用紙を値上げする。

値上げ幅は、印刷用紙、情報用紙ともに現行価格より15%以上としている。
同社は、印刷・情報用紙分野で2021年11月に値上げを実施しており、直近で値上げが続く。

値上げの理由は、ウクライナ情勢等世界情勢の変化に伴う原燃料価格・物流経費の上昇と急激な円安進行などを挙げており、製造コストが想定を上回る水準で推移していたという。
同社では「多様な紙・パルプを生産できる三島工場(愛媛県四国中央市)を中心に、需要構造の変化に対応した生産体制の見直しや諸経費の削減など、徹底したコストダウン・構造転換を続けてきたが吸収しきれない状況になった」としている。

紙業界では、王子製紙が7月分から、日本製紙が8月分から、いずれも15%以上の値上げを発表しており、相次ぐ値上げは印刷コストに負の影響をもたらすことが予想され、印刷業界がコストアップを価格に転嫁できるかが注目される。

 

価格改定概要

改定時期:8月22日(月)出荷分より
対象品種:印刷用紙、情報用紙全般
改定幅:印刷用紙現行価格より15%以上、情報用紙現行価格より15%以上

 

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