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武藤工業 大判プリンタ「XpertJet C641SR Pro」 同社初となるプリント&カット機能を搭載 北米、欧州で実機公開

【2024年9月5日】武藤工業は、同社初となるプリント&カット機能を搭載した エコソルベントインクジェットプリンタ「XpertJet C641SR Pro」を、北米、欧州で実機公開する。

「XpertJet C641SR Pro」は、630mm 幅メディア対応。これまでのXpertJet Proシリーズで定評のある「AccuFine」プリントヘッドを採用し、「高画質」、「高生産」を実現したコンパクト・軽量型モデルのプリンタ。
さらに新開発し搭載したカット機能は、剥離紙層を残してメディアをカットする「ハーフカット」方式と、一部を残して剥離紙層までカットする「ダイカット」方式に対応。出力方法も4種類あるので、この一台でさまざまな用途が可能になり、ビジネスの幅が広がる。

「XpertJet C641SR Pro」は、ステッカー、デカール、屋内外のサイン、POP、アパレルなどの市場に向けたもの。

プリントヘッド「AccuFine」は、ノズル列の長さが従来ヘッドより大幅拡大することにより、プリント速度が向上。従来機と比較して生産性が最大 131%向上。生産効率を高める。
また、従来ヘッドより高密度化し、着弾精度も飛躍的に向上。インク着弾位置ずれの低減により画質劣化を緩和することで、高速時でもバンディングの少ない高品質なベタ印刷を提供する。

初搭載のプリント&カット機能は、新規に開発された輪郭カットカッターを搭載。「ハーフカット」 と「ダイカット」2通りのカット方式に対応し、目的に合わせて選択できる。
出力方法も「プリント&カット(連続)」「プリント&カット(個別実施)「プリントのみ」「カットのみ」の4種類ある。

カットを行うエリアには、専用のカッティングマットを設置。メディアの送り、引き戻しに使われる加圧アームは、メディアの幅に合わせて移動調整が可能でメディアをしっかりと固定できる。

また、出力パターンを印字し、センサーで読み取ることで用紙送り補正の自動化を実現。ロールメディアの残量を管理する「Media Tracker」は、メディアを交換する前に用紙先端に残量情報となるバーコードを印刷し、用紙装着時にバーコードを読み取り、用紙残量を認識する。

原点設定機能では、印刷位置をプリンタ上で変更する機能で、これによりメディアの空きを無駄なく使用することが可能。2段階ヘッド高さ調整機能も搭載している。
国内の販売価格は本体 95 万円(税別)を予定している。

なお、「XpertJet C641SR Pro」は、以下の展示会で実機展示を行う。

北米︓PRINTNG United (Las Vegas, 9/10-12)
欧州︓The Print Show (UK Birmingham, 9/17-19)

武藤工業
https://www.mutoh.co.jp/

 

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