【2024年8月29日】TOPPANはこのほど、企業が独自で収集した顧客情報であるファーストパーティーデータ(1st Party Data)をもとにデータ分析と広告配信ができる「TOPPANデータクリーンルーム」を開発。この第一弾として流通企業を対象に提供する。
同社ではこれまで、企業の顧客データを集約・統合するCDP(カスタマーデータプラットフォーム)の導入・構築の支援。セキュリティ技術・設備を備えた「MAコマンドセンター」の開設などで、顧客の事業支援をしてきた。
新たなサービスは、これらのノウハウを踏まえ、データ起点のマーケティング活動を支援ができる環境を提供するもの。
データクリーンルームとは、個人のプライバシーを保護しながら複数事業者のデータを掛け合わせる、クラウド環境のこと。
第一弾の「TOPPANデータクリーンルーム」では、TOPPANホールディングスのグループ会社であるONE COMPATH(ワン・コンパスが運営する、「Shufoo!」のメディア情報や、両社とリテール企業向けデジタルマーケティングで協業している、unerry(ウネリー)の保有する流通等の人流データを接続して活用する。
これらにより、複数事業者間のデータを掛け合わせた流通企業の購買・来店傾向の分析や販促広告配信が可能になる。また、個人を特定することなく購買・来店傾向分析や広告配信が可能。
料金は300万円~。
今後、TOPPANは、流通企業を中心に「TOPPANデータクリーンルーム」の提供を進め、2030年までに関連受注含め約10億円の売上を目指す。
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