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【この人に聞きたい!】 spicelife 吉川保男社長&衣川卓宏さん② Tシャツのデザインは人工知能に!


【2015年12月15日】「TMIX(ティーミックス)」は、Tシャツなどオリジナルテキスタイル製品を1枚から注文できるECサイト。なんと、注文を受けたその日にプリントと発送が可能というサービス。最近はパーカーやバッグなど他の衣料品や小物にも商品を広げ、同様のサービスを提供する。その①に続いて、運営しているspicelifeを訪問して、吉川保男社長とTMIX事業責任者の衣川卓宏さんに話を聞いた。

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TMIX事業責任者の衣川卓宏さん(左)と吉川保男社長

用途や発注数は?
衣川 用途はギフトが一番多く、発注数も1枚というケースが一番多いです。ギフトは誕生日や友達に子どもが生まれたときなどにサプライズを演出するものとして使われています。
枚数が多いものでは、クラスやサークルのTシャツなどがあります。寄せ書きを取り込んでTシャツ化するといったユーザーもいます。
彼らが最も求めているのは品質とか、質感ではないのです。誕生日や結婚、出産などの個人のイベント、そして学祭や体育祭などグループで楽しむイベント、そのシーンを楽しむ中にオリジナルTシャツが存在しているという状態です。

吉川 Tシャツそのものを作るというより、それを贈って、相手に喜んでもらう。みんなで着ることにより、一体感を楽しむ。ユーザーはそういった「楽しみを与えるツール」としてのTシャツを求めているのだと思うのです。

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なるほど。Tシャツそのものよりもそこに付帯するコトや、気持ちを作っているということですね。実際のプリントは貴社の施設で作っているのですか
吉川 いいえ。当社はファブレスで、すべてプリント会社さんにお願いして作ってもらっています。

協力会社との提携はどのように進めましたか
吉川 はじめはTシャツプリントの話を持って行っても「できない」または「やりたくない」という会社さんが多かったです。「IT会社が何かやろうとしている」という感じで(笑)。「やってみよう」と返事をいただいても、設備的に無理だったということもありました。

衣川 なので、当社ではただ、お願いして作ってもらうのではなく、開発したシステムを提供して、ウェブ・ツー・プリントを自動化しています。難しい仕様書や指示書を必要とせず、流れてきた注文をそのままプリントできるように協力会社とワークフローを最適化しました。そうでなくては、発注当日発送というのは実現できません。

吉川 当社のシステムを入れてもらって、うちの製品を作るだけでなく、それ以外のプリント会社さんの業務改善も一緒にお手伝いしています。例えばパートさんが使っている作業台がやけに低いから、ブロックを買ってきて、作業台の下に入れ高さ調節するなどの提案や、ストックの位置、仕上げ製品の位置なども提案し、業務を進めやすいように改善するといった取り組みも協力させていただきました。そういったところで、信用をいただかないと、いきなりIT企業が来てTシャツ作ってくれと言っても、やはり理解されなかったというところもあるので(笑)。

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TMIXは11月にロゴとキャッチコピーを変更した

即日発送とのことですが、特急料金のような形で高くなったりは?
衣川 当社では割増料金は取っていません。特急料金が発生するのは主にBtoBのケースじゃないでしょうか。
コンシューマ向けでは発注を忘れていて、「お急ぎ」になってしまう人にも定価で出すことが重要です。リピーターの中には、「TMIXなら2日前に頼めば大丈夫でしょ」と信頼してくれている方もいらっしゃいます。

これまで何着くらい作っているのですか
衣川 ロングTシャツやパーカー、バッグ、タオルなど取り扱いの商品をすべて入れれば、25万着(個)を作成・販売しています。傾向として、夏はTシャツ、冬はパーカー、タオルとバッグは年中注文があります。

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今後の目標は
衣川 今ある商品にこだわらず、気軽に持ち歩いていただけるオリジナル商品を提供したいです。世界中のあらゆる人々にカスタマイズの楽しみを知ってもらえるように、テクノロジーも開発していきたいと思っています。

吉川 当社らしい発想は商品点数を増やしていくことではなく、喜ばれるシーンを提供することだと思っています。
グーグルなどの検索によって人間は何を知りたがっているのか、どういった時にそれを知りたがっているのかまで分かるようになりました。
例えば「Tシャツ オリジナル」で検索する人はどういうシーンを求めているのかまで分かってしまいます。つまり、人間の営みを知りたがっているのがIT業界です。
さて、当社ですが今持っているTシャツデザインシステムはオリジナルのデザインを考えられる人向けのシステムです。しかし、これをデザインの基礎を知らない、イメージできない人でも作れるようにしたいと思っています。
例えば「フットサル」「夏」「かっこいい」などと検索するだけで、デザインのイメージを提案できるようにしていきたいのです。
最終的には人工知能がデザインをリコメンドできるようなTシャツデザインの世界を作っていきたいです。

ありがとうございました!
(聞き手・中村記者)

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      TMIXのフロントページ

 


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