【2026年2月19日】「page2026」が2月18日、豊島区の池袋サンシャインシティーで開幕した。
開催は2月20日(金)まで。主催は日本印刷技術協会(JAGAT)。
同イベントは「「Re:Connect ~再びつなぐ、印刷のチカラ。」で、印刷・メディアビジネスの総合イベントと行われており、「page’88」から数えて39回目、今回は出展小間数136社、498小間で行われている。
入場は無料で事前登録制。

プリント&プロモーションではデジタルプリンティングに関する出展者にフォーカスして速報を紹介する。
page2026
https://page.jagat.or.jp/
シンクイノベーションは、2カ所にブースを出しており、自動化とOEMによるグッズ製作の実現を提案している。
自動化機器コーナーでは、「簡易缶バッジ自動機」を出品。同機はこれまで手作業か半自動で行っていた缶バッジ製作を自動化する。1時間に350個を作成可能で、今回は出展はないが「完全自動機」では3500個を作成できるという。
「OPP包装機」は、完成した缶バッジを袋詰めする。OPPの剥離紙を剥がしなどもロボットが行い、封入の面倒な作業を機械が行う。缶バッジ自動化機と連結し完全自動も可能。
「ナスカン自動機」は、これまで人間がペンチ二つで行ってきたキーホルダーへのナスカン付けを代替する。
同社のOEMコーナーでは同社のグッズをはじめ、ペット用の3D撮影カメラなども紹介している。
また共同出展のGMGジャパンがBarbieri(バルベーリ)の測色機を展示。担当者は「グッズ製作でも色合わせが厳しくなっている」と話す。ブースでは富士フイルムの「Revoria Press」や武藤工業のMPインク搭載大判プリンタで作成した缶バッジ用のプリントサンプルを展示している。「Revoria Press」は1000枚程度までのプリントに対応でき、100枚以下は大判プリントといった使い分けが可能という。
モノファクトリーも缶バッジ製造機を多数出品している。「MF200」 はフル自動の主力モデルで、丸型から角型・ハート型まで幅広い形状に対応し、毎分20個超の安定した生産を実現する本格的な大量生産モデル。卓上サイズながら自動取り出しアームや安全機構も備え、プロの量産現場でも使える。「MF100」は、MF200 の技術をベースにしつつ、よりシンプルな構成で扱いやすさを重視した中位モデル。「MF050」はシリーズの中で最もコンパクトなエントリーモデル。
イメージ・マジックはUV-DTF「Nocai」シリーズなどを展示している。
UV-DTFは転写シートで、マグカップやグラス、ステンレスボトル、ボールペンなどにカラープリントできる。昇華転写シートのような切り抜きが不要で、曲面では難しい直印よりも生産性が高いことが特長だ。
「NC-UVD DFT60-PLUS」は600mm幅で、比較的大きめプリントが可能で、高い生産性がある。ゴールドフィルム(金箔風フィルム)にも対応し、高付加価値のデザインを実現できる。
300㎜幅の「Nocai NC-UVDTF30」もある
このほかブラザー工業のガーメントプリンタ「GTX」にカメラを搭載し、刺繍プリントを実現した「DTEカメラシステム」を展示している。
ミマキエンジニアリングは、グッズプリント向け製品を中心に自社の最新モデルを展示した。
「UJV300DTF‑75」は、ミマキが DTF 専用に最適化した UV方式の転写プリンタで、フィルムに直接 UV インクを載せて硬化させることで、熱をほとんど使わずに転写シートを作れるのが特徴。水性DTFのような粉付けや乾燥工程が不要で、臭気や粉塵の問題も抑えられるため、クリーンな環境で安定した運用ができる。小ロットから多品種のアパレルプリントに向き、UV特有の高精細さと発色で、細線や文字もくっきり仕上がるのが魅力になっている。
「UJF‑7151plusⅡ」は昨年発売で、ミマキのフラットベッドUV機の中でも“精度と安定性”を追及したハイエンドモデル。金属・樹脂・木材・アクリルなど多様な素材に直接プリントできる。ヘッド制御や位置精度が大幅に強化され、微細な文字やパターンも量産レベルで均一に再現できる。ブースではゴルフボールへのプリントを実演した。
「TxF150‑75」は、ミマキ初の水性DTFプリンタ。DTF特有の“白インクの沈殿”や“ノズル詰まり”を抑えるための循環機構や自動メンテナンスを標準搭載し、DTF運用の不安定さを大きく解消した。75cm幅でアパレル向けの量産にも対応しつつ、扱いやすさと安定稼働を重視した設計。
エプソン販売は、水性インクジェットプリンタが中心。
SureColorシリーズの「SC-P9550」はB0ノビ(最大幅44インチ/1118mm)対応のフラッグシップ高画質モデル で、12色(オレンジ・グリーン・バイオレットなど拡張色あり) のインクを搭載し、最高解像度2400×1200dpiで写真画質の出力を実現する。新ヘッドで従来機の約2倍の高速プリントにも対応。
「SC-P8550D」はB0ノビ対応の6色機(グレーインク搭載モデル)で、ダブルロール(2本同時装着)対応で生産性も高い 。グレーインクにより肌色や暗部の階調が滑らかで、従来の9色機に匹敵する高画質を実現 。奥行きが約50cmと非常に薄く、省スペースでスタイリッシュなデザインも特長だ。
「SC-P5750DM」はA0ノビ対応のプリンター+スキャナー一体型複合機の6色機。顔料インク搭載で、こちらもダブルロールに対応する。
いずれも、印刷業界向けにはポスターやPOPなどの少量向け出力を提案する。
このほかガーメントプリンタ「SC-F1050」も展示し、Tシャツプリントをアピールした。
ブラザー工業はガーメントプリンタ「GTX」を展示。Tシャツプリントを実演するなどで紙以外へのプリントをアピールした。また、ドミノブランドのモノクロUVプリントユニット「K300」を紹介し、ラベルなどの印刷後の追い刷りやペットボトルのフタなどへの可変プリントを提案している。
日本製図機器工業はカッティングプロッタ「NS-X」を展示している。同シリーズは、オフィスにも置けるコンパクトさと、パッケージ・シール・POP などの小ロット加工に必要な本格的機能を両立している。位置合わせカメラを標準搭載し、給紙スタッカーに資材を積んで実行ボタンを押すだけで、自動見当 から連続カットまで行える。ワークサイズは「NS‑X Compact EVO」がA3ノビ、「 NS‑X Compact / Compact PRO」がB2サイズ対応。「PROモデル」は「打ち抜き並みの罫線加工」を実現した上位機という。「NS‑X Automation 」は大容量フィーダーとコンベア搬送を組み合わせ、カメラによる自動見当と裏面カメラまで備えた“無人自動運転”を前提とした構成。
会場では「NS-X Automation」で缶バッジ用の抜き加工を行っている。
オーシャンテクノロジーは、本紙対応用レジンインクジェットプリンタ「OT‑IJ 1200S」を紹介。水性インクジェットでは難しいコート紙やカード紙、アート紙などに直接プリントできる。本紙を使えることで校正やダミー制作の精度が大きく向上し、色だけでなく紙の質感まで含めて本番と同じ条件で確認可能。
キヤノンマーケティングジャパンの大判の「imagePROGRAF GP-2600」は、主に広告・ポスター・販促物・POPなどのグラフィック用途に特化した24インチ(610mm、A1ノビ対応)機種。従来の写真寄りモデルと違い、耐光性・耐擦過性・堅牢性を重視した設計で、屋内長期掲示ポスターや販促物に適性があり、色褪せしにくく、指で擦っても落ちにくい。
「imagePROGRAF PRO-1100」は、A2ノビ対応プロフェッショナル写真プリンタ。写真家やアートプリント向けで、新顔料インク「LUCIA PRO II」を採用しており、耐光性と耐擦過性を大幅に向上させた。12色インクで、最高解像度2400×1200dpiのきめ細かな表現が可能。ブースでは推し活グッズの缶バッジ製作をイメージした展示を行った。
エコスリージャパンは、CTP「ADAMAS125」実機展示。大判プリントは「JETI MIRA2716」の白インクで盛り上げるアートをサンプル展示し、魚の鱗や鳥の羽、雫などを立体的に表現した。
このほか、ユーザーの印刷作品を競う「スブリマ+コンテスト2025-2026」では、佐川印刷の2,5Dプリント「チャンピオンベルト」などを展示している。
ムサシはB2対応の給排紙付きカッティングプロッタ「RX-2」を展示している。同機はB2サイズまで対応できる給排紙ユニット一体型のカッティングプロッタ。1,000枚まで用紙をストックできるため、POPやパッケージ、紙器の小ロット生産や試作で力を発揮する。自動給紙機構には4つの吸盤を使った吸着搬送方式が採用されており、光沢紙や厚紙でも安定して1枚ずつ送り出せる。さらに、CCDカメラによる自動位置合わせやQRコード(イラストレータープラグイン)による個別カット指示にも対応している。
レザックはZUNDの小型カッティングプロッタをデモンストレーション。

今回JAGATが設定した「紙以外ゾーン」には、テクノプロモーションや重光商事、マグネスポットなどが出展し、多くの来場者が足を止めていた。グッズプリントをはじめプリンティングの中心が紙からそれ以外へと移り始めているのを象徴するような光景だ。

富士フイルムグラフィックソリューションズは昨年末に発売したフラグシップモデル「Revoria Press PC2120」をデモンストレーションし、多くの来場者を集めた。「PC2120」は、独自のAI技術で作業を効率化し、用紙設定を自動化する「用紙プロファイラー」が用紙の特性をAI解析。フィルムやアルミ蒸着紙などの特殊紙にも対応し、用紙種類・坪量・色などの最適設定を提案する。新たに「グリーン」トナーを開発し、既存のピンクと組み合わせることで印刷可能な色域を大幅に拡張した。毎分120ページの高速印刷を実現し、52g/m²の薄紙から400g/m²の厚紙まで幅広い用紙に対応。最大330×1,300mmの長尺用紙への印刷もできる。
また、後加工ソリューションではトーヨーテックのカッティングプロッタ「DG-4060」を紹介している。
キヤノンマーケティングジャパンは、プロダクションプリンタや大判プリンタなどを展示している。
プロダクションプリンタは「imagePress V1000」をデモ。商業印刷・オンデマンド向けで乾式トナーを搭載したVシリーズのフラッグシップモデルで、中~高生産量の印刷会社やプリントショップ、社内印刷部門向けに設計されている。除電やインスペクション(検査)ユニット付きで、自動化を促進する。
キヤノンブースでは「100のお悩み」と題した、プリンティングに関する悩みとそれを解決する方法の紹介を行うコーナーを設けて、来場者の課題や疑問に答えている。

ホリゾンは印刷の後加工のシステムを紹介。国内初展示の「AVG中綴じシステム+帯かけ」をデモンストレーションし、「プリンターインラインダイカットシステム」ではキヤノンの「image Press V900」と接続し、カードの抜き加工までを実演している。
このほか「ロボット投入無線綴じシステム」なども展示した。
隣の「印刷革新会コーナー」では複数の会社がプリンタと後加工機を接続し、印刷の自動化についてデモンストレーションを行いながらプレゼンし多くの人を集めていた。
デモを行ったのはリコー「Pro5000シリーズ」にデュプロの後加工機を接続したシステムと、コニカミノルタ「Accurio Press C4080」にホリゾンの後加工機を接続したシステム。
コニカミノルタは「Accurio Press C5080」を展示。同機は1月に発売された最新機でAI技術を大幅に取り入れて自動化や省力化を推し進めている。「IM-104/105」は用紙を自動検知し、これに合わせたプリンティングを行える。また、指定により用紙間違いも指摘可能で、NG用紙の紛れ込みがあった場合は自動排出する。検査装置の「IQ-601」は従来より進化しており明度に加えAB値も測定可能。担当者は「トラブルをより少なくできる」としている。
SCREEN GPとSCREENグラフィックソリューションズは、自社のデジタル印刷機によるサンプルを展示しており、ブース前面で行われるプレゼンには多くの人が集まった。
リコージャパンはプロダクションプリンタ2機種を展示。
「Pro C9500」は上位・高速フラッグシップモデルで、A4で最大135ppmの超高速生産機。最大の特徴は新開発の摺動定着方式(スライドフュージング)採用で、40g/m²の極薄紙から470g/m²の厚紙(最大厚0.6mm)まで幅広く対応する。長尺両面印刷も960mmまで可能で、インラインセンサーや自動品質最適化も強化された。
「RICOH Pro C7500」は中容量・多機能モデルで、A4で85ppm、5色目を搭載でき、ホワイトやクリア、ゴールド、シルバー、インビジブルレッドのほか、新規ネオンイエロー・ネオンピンクなども搭載できる。長尺両面は1,030mmまで対応した。
コダックは「インプリンティングシステム」のユニットとサンプルを展示した。同システムは「PROSPER Sシリーズ」や「PROSPER Plusプリントヘッド」を既存ラインに統合するもので、追い刷りや可変印刷をオフセット印刷と同等レベルでプリントできる。包装や商業印刷、セキュリティ印刷で採用されることが多い。
理想科学工業の「VALEZUS T2200」は高速バリアブルのインクジェットプリンタ。本格的なカット紙カラーインクジェット方式で、印刷エンジンを2基連結し、A4両面で毎分330ページを実現した。油性顔料インクを採用しており、速乾性が高く、乾燥装置を必要としないため、用紙の波打ちが少なく後加工との相性も良い。デモでは伝票やカタログなどをプリントしている。
また「drupa2024」で参考出品した「Integlide」も展示。同機は段ボールプリントユニットで、ヘッドを縦置き・横置きのどちらでもできる。カラープリントによる少量のデザイン段ボールや追い刷りなどでの活用を見込む。
京セラは、「TASKalfa Pro 55000c」をイメージ展示。同機は商業印刷市場向けに投入した高速インクジェットプロダクションプリンタで、A3枚葉機としては珍しく オフセットコート紙に本格対応している。A4片面で 毎分150ページ の生産性を持ちながら、クラス最小レベルのコンパクト設計を実現した。

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